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現代華文推理系列 第一集(Kindle版)

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Sakie
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若手作家による華文ミステリ集。外国ミステリとはいえ、学校のようなクローズド設定で、論理を詰めて進める類の謎解きミステリは日本のそれと何も変わらないのでつまらない。面白いのは、社会性や叙情性を持ち込むのみならず、それらを巧く利用した作品だ。水天一色「おれみたいな奴が」では社会的底辺者の鬱屈やユーモアがプーアル茶のくだりに現れ、寵物先生「犯罪の赤い糸」には『神経がサトウキビぐらい図太くないと』や『節のほかから枝が生えないように』のような独特の言い回しが興を添える。先入観が無いから楽しめる。はまりそうな予感!
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keik29
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Kindle版で。御手洗熊猫「人体博物館殺人事件」、水天一色「おれみたいな奴が」、林斯諺「バドミントンコートの亡霊」、寵物先生「犯罪の赤い糸」の4編収録。
0255文字
布由(ふゆ)
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犯罪の赤い糸がまだ理解できなぞ…
0255文字
nyapoona
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北欧・イギリス・アメリカに比べ、日本ではマイナーなアジア圏のミステリ。「人体博物館殺人事件」日本の有名ミステリ作家のもじり・密室・寒村とミス研の大学生が書いたような話だった。人体博物館という魅力的な舞台が活かされていなかったのがアレ/「おれみたいな奴が」社宅獲得を巡って渦巻く底辺研究者とエリート研究者の確執と殺人。取り調べパートが圧巻。/「バドミントンコートの亡霊」(一応)学園ミステリ。そう来たか!というトリックが見所。/「犯罪の赤い糸」ユーモアミステリ。「赤い糸」の使い方がうまい。
0255文字
名無しのオプ
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大陸の作家の作品が二編、台湾の作家の作品が二編楽しめる、お得な短篇集。寵物先生・水天一色の二人の作品を除く二作は本邦初紹介の作家の作品なわけで、ワクワクしつつ読み。とはいえ熊猫作品は原語でこれではない雑誌デビュー作を読んでいるわけですが。熊猫作品はもっと日本を勉強して書いてね、感が強まり。破壊力は相変わらず。林作品が一番好み。タイトル見た時は屋外の事件だと思ってたのは秘密。残る二作は描写の積み重ねの確かさとそこから生まれる落差がいいなあ、と。
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現代華文推理系列 第一集評価71感想・レビュー5