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雪と珊瑚と (角川文庫)

感想・レビュー
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きむ
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★★★★★
0255文字
mako
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そう、赤ちゃんを抱いた時、母の胸に穴を掘ろうとでもいうように顔を左右に振って(押し付けて)くる・・・という描写に、ありありとその昔、胸で感じた感覚が呼び起こされた。赤ン坊への接し方、食べもの、木々や鳥たち、いきもの、考え方、どこをとっても梨木ワールドの一冊。
0255文字
kameyomi
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どうも乗れなかった。展開が上手く行きすぎて(もっともあえてそうしている事は分かるのだが)、そこから伝えようとしているだろう事に、素直に納得出来なかった。つまり、世の中そんなに甘いものじゃない、という気持ちが邪魔をするのだ。「食」がテーマの様で、無農薬野菜を使った様々な料理のレシピが出てくる。料理が得意なわけではないが、少し心配な料理法や、それを離乳食に与えて本当に大丈夫だろうかというものがあり、そこも落ち着かなかった。雪ちゃんは、勿論とてもかわいい。
0255文字
ちゃとら
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【友本】21歳のシングルマザー珊瑚 が7ヶ月の雪を預けて、学生時代からのアルバイト先のパン屋で仕事復帰するが、そこが閉店に。周りの人たちに助けられながら、新規事業資金を借り入れ新しく素敵な店をオープンさせるサクセスストーリー。チクチクと棘を感じる部分もあったが、出来過ぎでしょうと読了。読み終わってから作者が『西の魔女が死んだ』の人だった事を知った。あの作品は大好きだった。
0255文字
みゆきち
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親からの愛情を感じられずに成長しシングルマザーに。大変な状況の中で信頼できる人たちに出会い、助けられ支えられ。自分の人生を決断し進んでいく強くて優しい物語。
0255文字
しっかりあきべぇ
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ああ人間ってこうだよな。って思う本。いろんな考えや立場の人が出てきて、みんなそれぞれが自分の人生を生きているんだなと。 本の中で人が生きてる。あたたかいスープをはじめ、食や野菜の描写で「生」を感じられる。そしてどんな人でも食べることでパワーを得て生きてるんだなと。ほっこりしつつ私も私のままでいいかも……と生きる元気をもらえた。
0255文字
りす
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21歳シングルマザーの珊瑚が娘の雪と生活していくために周りの人間に支えてもらいながらカフェをひらく話。自分のルーツと向き合いながら試行錯誤していく姿がかっこよかった。
0255文字
ジェンダー
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去年気になって入手していたけどなかなか読めてなくてようやく読めました!短いのもあるけど読みやすくて一気に読んだ!食の大切さと親からの愛。これは切っても切れない物だと思うしそれがある事である程度やりたい事も見つかられるし何かあった時の安住の地になるし!本のように上手くいかなくても何かあった時に助けてくれる人がいるもしくは助けて欲しいって誰かに頼れるって大事だなぁって思う!自分一人で頑張らなっていうのは限界あるし!今辛いと感じてる人や何か打ち込んでる頑張ってる人には励みになる作品だと思う!
0255文字
ぽんたろう
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そう、こんなにうまくいくのは出来過ぎな話で。なのですが、とても好きです。くららさんのレシピをお布団の中で読んでいたわたしはわくわくが止まりませんでした。もうじきお母さんになる子どもに読んでほしい一冊です。わたしにはレシピ本、子どもには育児書ですね。
0255文字
うずらうずら
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過度なお金嫌いなどの理想にはしり過ぎるのではなく、ゆったりした生活という理想と、生活する上で欠かせないお金の工面などの描写両方あったためノイズなく読めた。
0255文字
きっしー
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最後の方が、はっきりせず終わった感あり。
0255文字
めご
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梨木さんの不思議ワールドタイプでもなく漢字が多くて読むのに時間がかかるタイプでもない優しい物語。 21歳の珊瑚は0歳の雪と2人暮らしのシングルマザー。うわついたところがなく、しっかりした印象。働くため雪を預ける場所を探しているとき、くららに出会う。くららは大らかで寛容で物知りな女性。珊瑚は出会った様々な人に支え助けられながら、自分の夢を実現する。途中、価値観や信仰、考え方の違いで不穏な空気が流れることも。でもやっぱりみんなが支えてくれるのは、珊瑚が人の話を素直に聞くことのできる人だからだと思う。
0255文字
yui_n
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ネタバレいろいろ変化はあったけど、全体的に穏やかな雰囲気。 くららさんがもっと活躍すると思いきやそうでもないのが意外でした。
0255文字
matsubara
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ネタバレ読んだのは今回で2度目、1度目は学生の時。シングルマザーが優しい魔女のようなおばあさんと出会い道が切り開かれるキラキラした物語と学生の自分は記憶していた。読んでみて虐待、シングルマザーが働くことの難しさが描かれていたことに驚く。 読む自分が社会人になり身に染みるお金のないヒリヒリした現実感に比べ、困っている人弱っている人を元気づけたい、ホッとする居場所を作りたいという珊瑚のキラキラした夢は物語から浮いているように感じたが、珊瑚自身も気づいていなかった珊瑚の願いが分かった途端謎解き後のようにすっきりとした。
0255文字
優希
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再読です。とても優しい作品です。シングルマザーの珊瑚はくららと出会うことで人生が開かれたのだと思いました。絶望的な状況にいた珊瑚が自分の意思で道を切り開いていくのが印象的です。様々な助けに支えられて珊瑚は自分のカフェを開くのですね。生きること、食べることの意味について考えさせられました。
0255文字
ろくしたん
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図書館で。珊瑚という赤ん坊を連れた雪が、老女の力を借りて前向きに生きていく話。実はまだ最後まで読めていない。
0255文字
ぴろこ
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ネタバレずっと珊瑚を応援する気持ちで読んだ。でも、わたしはたぶん美知恵だ。なんとか乗りきって~!と拳を握りしめ読みながら、その一方で、こんなすごい偶然の出会いは物語ならではでしょう、と思ってしまい、あぁ、これはひがみだなぁ、なんて自己嫌悪する。でも、無理に店を広げず、自分の居場所が欲しかったことに気づき、雪ちゃんの成長を実感する場面で終わってよかった。
0255文字
Mina
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シングルマザーの珊瑚は、追いつめられていたときに年配の女性・くららと出会う。くららとの交流や彼女の作る美味しい食事を通して、珊瑚は惣菜カフェを開く決意をします。珊瑚が周りの人々と関わることで、新しい物の見方や発見をしていく様子が良かったです。終盤は胸が苦しくなる場面もありましたが、読後はこれからも課題に試行錯誤をしながら、珊瑚は娘の雪とともに生活を続けていくのだろうなと思いました。タイトルの「〜と」の後に色々な想像ができそうなのが良いです。
0255文字
mayuko
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メニューの名前を決めるやり取りに笑えました!野菜たっぷりの美味しいご飯が食べたくなります。
0255文字
甘党あずき
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ネタバレヒリヒリするような母親への想い、お腹空かせた子供時代、、という背景からの21歳シングルで赤ちゃん育てながら、カフェ開業。ちょっと凄い状況だが、どんな状況でも生きていく!という覚悟があるから出来るんだろうな、と感じた。元同僚からの衝撃的な手紙にはショックを受けた。
0255文字
setayan
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美味しそうな料理がたくさん出てきます。人生の癒しは食事。シングルマザーとして働きながら、惣菜店をオープンさせて生きていく珊瑚を応援したくなります。くららのような人に出会えるといいですね。
0255文字
たぬ
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☆4.5 料理・接客・小さな子供は個人的にものすごく苦手だから、それを3つとも同時進行でこなす珊瑚がすごい。尊敬レベルですごいって思っちゃう。開店に向けてアイデアを出し合ったり試行錯誤したりしている前向きな姿は見ていて気分が良くなるし応援したくなる。こんなお店が私の生活圏にもあったらいいのにな。出てくるお惣菜が文字情報だけなのにとてつもなくおいしそうなんだもの。なんとなく『西の魔女が死んだ』と同じ匂いを感じました。
0255文字
あずま
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解説読んで納得、確かに食を通して復興したわ。この若さでシングルマザーで店舗経営?!と非現実的かな?と思ったけどたまにそう言う異次元な人っているよね。雪ちゃんの夜泣きのシーンはもう頷きすぎて首もげるかと思った。それぞれの人間関係は全然解決せず、再び誰かと恋に落ちるわけでもなく、赤子が成長するのを止められないように日常が淡々と進んでいく。完結したけど未来が見えそうで見えない終わり方が逆に良かった。私もここで紅茶飲みたいわー。
0255文字
ねこぱん
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ありえないよと呟きたくなるほど、真っ直ぐに突き進む珊瑚。くららさんとの出会いは奇跡のよう。天使のような雪の存在が皆を引き寄せたのか。タイトルの最後の「と」がいい。素敵な人たちの間で母娘が育まれていく。合わない人とは無理に仲良くならなくていいし。
0255文字
かすみ
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ネタバレ泣くばかりの赤ん坊からほんの一瞬だけ逃げたくなって、口元を手で覆うシーンに胸が張り裂けそうだった。人生をやり直すために子どもを育てるわけじゃないんだろうけど、過去の自分が欲しかったものを子どもに与えてやりたいと願うことはおかしくない。珊瑚は、子どもから目を離さない親が欲しかった。きっと今でも。だからそうあろうとしている。雪と、珊瑚自身のために。/おしゃれなカフェ経営に夢をみて憧れていられる年齢を、とっくに過ぎてしまったのかと思うと、少し悲しいね。
0255文字
のんちゃ
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ネタバレシングルマザーの珊瑚とまわりの女のひとたちの関係性のお話、+食。一見順調にみえるけれど、やさしくはない世界。珊瑚と折り合いのわるい美知恵、結婚してラブラブだというけれど、わざわざ珊瑚を糾弾する手紙を書くのがこわい。ひとのことはほっといて、自分のことに専念したらいいのに。ラストで珊瑚がひとり明日の仕込みをすませてコーヒーを飲む場面がすき。自分の居場所ができてよかったね。
0255文字
mai
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明日からの食事をもっと丁寧に作りたい気持ちになるような、あたたかい小説。母親からネグレクトされて育ち、シングルマザーの珊瑚が周りの人の協力を得ながら、惣菜カフェを開く。珊瑚の赤ちゃん雪を預かってくれるくららさんのおおらかさがとても良かった。色んなこと、解決しないことあるけれど、それでも明日は続いていく、そんな余韻を感じるラストだった。
0255文字
風船
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背筋がしゃんとするというか、心が透き通るようにしみじみする。ちょっと吉本ばななにも似た感じ。 素敵な本だった。 無から、店をうみだす。子どもも抱えながら。怖い。若い。 そのいさぎよさは私には、ないのだけど素敵だなー。 雪ちゃんの成長を追いたいです ごはんもとても美味しそう。ダメに思えてくるーー
0255文字
ちえ
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サラサラと読めた。くららさんの作る料理が美味しそうとか、珊瑚の素直さと夢を叶えるまでの頑張りがすごいとか、そういう思いもあるはけれど、どうもしっくりこない。単行本出版から10年以上になって、社会が変わってきているというのもあるのかなぁ。美智恵ほどではないけれど、途中(えぇ!いいの?)(それって大丈夫?)と思う部分、それにこんなにうまく進むものかな、というのもある。作者の本をそれ程読んでいるわけではないのだけど、私が梨木香歩さんに期待するものとは違う気がして…。んー、なんだか辛口になってしまいました。
ちえ

どうでしょうか?表紙の絵は好みだったのですが。

12/06 22:17
こかげ

表紙素敵ですね(⁎⁍̴̛ᴗ⁍̴̛⁎)

12/07 13:05
3件のコメントを全て見る
0255文字
わさびの山、
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ネタバレ成分表には載らない栄養素、確実にある! なんとなくさらっと読めた。くららさんの作る料理ひとつひとつとかおかずケーキとかそれ自体はすごく魅力的なんだけど、なんだか…説明の難しい…なんだこれ。 さらっと読んでしまってあんまりハマらなかった。 周りの人に助けられながら成長する珊瑚。自分の帰る暖かい場所がほしかったんだよね
0255文字
こけしママ
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ネタバレ自分は望まれて生まれてきた訳ではなかった、と明確に知った時母親から離れ自由になれた。という珊瑚の言葉に母親保子のもつ潔さに似たものを感じた。人生の大事な事が曖昧なままでは先に進めないという思い。 店の保証人を保子が迷いなく承諾してくれたという事実、それは自分を信じてくれたという事実だ。愛情や母性がなくても、その事実は今後の珊瑚の人生に寄り添ってくれるのだろう。誰かの居場所をと思って作ったカフェは自分の居場所だった。珊瑚の向かう方向は奥底にある望みを素直に形にすることだったのかもしれない。雪と共に明日も。
0255文字
もも🍑
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「こうなりたくはなかったけど、こうなるしかなかった」。この思いが珊瑚の心にはずっと澱として残っていて、今も続いているけれど、くららさんをはじめとするパートナーたちとの出会いによって、様々な感情が“変換”を遂げる感じが、よく分かる。梨木香歩さんの作品の中にある温かさや残酷さは簡単には昇華されない。簡単には無くならない。それでも毎日は流れていって生きていかなければならない人間の強さの根源を、まるでずっしり重いメロンパンを受け取ることかのように、胸にずんと感じられた。
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莉盆
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ネタバレシングルマザーの珊瑚が赤ん坊を預けることをきっかけにカフェをオープンしていく物語。 珊瑚のものごとの優先順位を決めて考えていくところ、考え方を柔軟に変えていくところは、そうせざるを得ないというのもあるだろうけれど、読んでいて学ばされる。 子どもも欲しくなるし、カフェも始めたくなる。 でも、それは何も子どもやカフェではなくて、珊瑚の子育てや仕事に対する真摯な姿勢でわたしも行動したいということだろう。 続編があったら読みたい。
Vanc

莉盆さん、ナイスレビューですね。なんか女性の人生の手引書みたいなんでしょうか? 多くの女性によんでもらいたい本なんでしょうね。男の私には構わずに!

09/11 21:10
莉盆

Vancさん、ありがとうございます。うーんと、女性の、と、限定しなくても、状況はさまざまでも人生の手引書のようなところはあるかもしれません。女性に限らず多くの人に読んでもらいたいです。

09/12 13:23
0255文字
月
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ネタバレ初めての梨木さん。上手く言い表せないことがやさしく、でも解像度が高く書きつけられていて、心がしずかに落ち着いた。雪がママと発する場面で号泣してしまった。
0255文字
mrymy_k
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今ちょうど我が子もしゃべり始めていて、雪の成長も愛おしく思いながら読めた。珊瑚が母親との思い出に隈なく愛情を探してみて、見つけられず、でも諦めきれずに結論を先延ばしにしていく態度は切なかった。第三者に母親を悪く言われ、霧が晴れるような、重荷が下りるような気持ちになったところに、深く共感した。大人になって妹とお酒を飲んでいるときに、「お母さんって、ちょっとアホやん?」と言われ、思わず笑いながら泣いてしまったことを思い出した。
0255文字
Os76
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これから膨らむ途中でぱたりと終わってしまった感じ。くららさんの「信仰のことは、人には言わないことにしています」だとか、美知恵の反感だとか、ものの対価についてだとか、もう少し深く追いたかった。葛藤やもがきがないはずないし、それなりに書かれてはいるけどさらりと流れてしまうのは、作品としての意図なのか、珊瑚の生まれ育ちに立ち止まっている余裕がなかったからなのか。穏やかに読めるけど、反面ひりひりすることろがないのもやや物足りなく。
0255文字
Kahori
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子育てを経験している今だからこそ、手にとってあらすじを見て、読もうかなと思った1冊です。 温かなくららさんになごみ、ほっこりする料理の描写にお腹がすきながら、あっという間に読み終えました。 美味しいものを食べているその瞬間は、みんな幸せになれると信じています(*´-`)
0255文字
@
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梨木香歩さんらしい、心がじんわりと温かくなる物語でした。 主人公の珊瑚ちゃんはいつも一生懸命に生きてて、とても魅力的。つい応援したくなります。続編があったらいいのになぁ…
0255文字
喫茶ふくろう
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子を産む、ご飯を作る、暮らしの場を作る、働く、女の人同士が共に働く、という女性の地に足をつけたくらしの現代のすがたを描いた作品。
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