形式:単行本
出版社:苦楽堂
おおおー読まれたのですね。神戸で収穫した本はその場所の雰囲気も含めて宝物です。神戸、最近行ってないですけれど、ずいぶん変わったのでしょうねちょっとさみしいな。
うん、宝物ですよね。わかります。最後に行った時は元町商店街の奥の方とか高架下はさびれていましたねえ。また元気になるといいのですが。
母の実家が、今の私の職場のそばにあります。 天気の良い昼休みぶらぶら歩いていると、子供の頃に毎月のように訪れて一冊ずつ本を買ってもらっていた書店がまだ残っています。 少年探偵団を一冊ずつ。 弟はおそまつ君だったはず。 外から覗くと、あの頃の古めかしい棚はなくなって、様子が違ってしまっています。決して客の多くなさそうな、埃っぽい雰囲気に、中に入る勇気がありません。 場末の、裏通りの店なのです。 小学校がそばに在るので文房具でも売って生き延びているのかもしれません。
マーブルさん やはり独立型の書店はどこも厳しいのですね。たまに地元の普段通らない路地で「確かこの通りには本屋が…」と思っても、既に廃業してしまったと事ばかりになりました。
なのだ。「本を読みたい」という想いを、「本を届けたい」という想いで答える素晴らしい場所。読みたかった本が見つかった時のお客さまの笑顔、感謝。これほど嬉しいことはない。業界の暗い話が目立つ中で、この喜びに触れた時、「本はこんなにも必要とされているじゃないか!」といつも思う。自分が本屋で働きはじめて知り合えた方たちも本書に登場していて、少しずつでもこの世界に入り込めていることが嬉しくてならない。なくなったものは戻らないけれど、乗り越えることはできる。 残ったものたちで、これからの本屋を楽しくておもしろくしてい
くのが、僕たちの使命なんだ。「お客さまが神様なんて失礼なことは言わない。でも、神様みたいなお客さまは必ずいる」(本文より)
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