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パクリ経済――コピーはイノベーションを刺激する

感想・レビュー
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ミヤト
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読了
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sou65406459
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発明の利益と、その保護、パクリへの制裁が洋服・料理・コメディなどの各業界でどのようにとらえられているのかを紹介しながら、イノベーションに必要なものを解き明かす作品。 模倣で生まれるもの、生まれないものを実例をもとに分類し、次のアイデアへの「模倣」の使い方を教えてくれる。
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Monty
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商標権や著作権などは守られるべきだが、業種によってはコピーは必ずしも悪ではない。これだけ情報やサービスが過剰供給されてても、オリジナルは強いし、つまりはブランディングやレーゾンデートルがブレなければ、コピーされるのは勲章とも捉えられる #読了
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マヌタ
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食やファッション、コメディなどあらゆる分野で生じるコピーを比較的肯定的に受け止める本作。なるほどなーと納得させられる点も多く、どこまでのコピーが許容されてどこから違法になるのか。その境目について考えてしまう。たしかに食においては著作権は存在せず、オリジナリティが守られることはない。が、まったく同じものが作られるわけではないので問題にならない。うん、なかなかおもしろい視点の本だった。
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☆ツイテル☆
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フライヤー
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ようへい
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低コストのコピーが出回れば、クリエーターは本来得られたはずの利益が目減りして新たな創造へのインセンティブが低下する。ひいては、その産業全体が停滞してしまう。しかし、世の中にはコピーが(結果的に)横行しているにも関わらず、大きく発展している業界がある。一律にコピーを法で規制するより、その業界の社会規範に委ねたり、コピーのデメリットに固執するのではなくメリットにも目を向けてうまいこと利用していく強かな戦略が重要だったりする。体験や出来事をコピーする事はできない。経営学やマーケティングの本としても面白いと思う。
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鈴木ヨシ
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コピーが必ずしも悪ではなく、裾野を広げるためにはむしろ必須とも思える要素ということがすごく理解できた。イノベーションの維持には相応のインセンティヴが必要という点も同意。
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カエル子
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ずーっと昔にタイトルに惹かれて購入し、厚さに恐れをなして積読になっていた本をついに読了。いや、もっと早く読めば良かった。コピーは「トレンドの創造と破壊の両プロセスに欠かせない」が、「消費体験のコピーはほとんど不可能」で、模倣とイノベーションの関係を本当に理解するためには「現場に出て本当の産業がどうふるまうかを見る必要がある」とな。UXの話やないかぃ! それに、ファッションや料理は想像の範疇でしたが、お笑いやアメフトのフォーメーション、そしてフォントのパクリとか、興味深くて仕方ない。おもしろいです。
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takao
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ふむ
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130
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大変興味深く読めた。 コピーが行われても、イノベーションが続く業界があることがよく理解できた。特に料理の場合、コピーが完全なコピーにならないこともよく理解できた。 アメフトは何が書いているか全く理解できなかった。
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adustim
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★☆☆★
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Sanchai
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論点がわりと単純なことを随分と膨らませた本だが、事例が多くて飽きない。特に、ウィッシュボーンからスプレッドオフェンスに発展していったアメフトのフォーメーションの変遷に関する記述は、各々のフォーメーションを使っていたチームの試合をテレビやスタジアムで見ていたので、すごく面白かった。
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S.コーニック
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研究者のアイデアはどんどん拡散してあげようーーただし、必ず引用箇所を引っさげて(p.160を参照)。
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まめタンク
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2017年、35冊目。 81点 パクリというと泥棒的なイメージを持つ。誰かから盗んだものでお金を生み出すという、社会的に否定される方法だ。ただ、もしパクリによって新たな市場が開拓されるとしたら?本書では、ファッション、フォント、コメディ。パクリとオリジナルの狭間を行ききしながら、パクリの経済を考える。
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H.A
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コピー、模倣は必ずしもイノベーションを阻害するものではなく、分野によっては、イノベーションにプラスに働くと説く。特にファッション分野では、コピーの氾濫が大きな流行を作り、市場を活性化させる。また、オリジナルの保護については、特許法のみが有効ということではなく、業界の規範も有効である業界も存在する。たとえば、料理業界、マジック業界がそうである。
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イシュア
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まず、とても面白かった。一般的に言われる、コピーは創造の敵であり、知的財産を保護しなければイノベーションは起きないという説明に異議を唱える内容。ファッション、料理、スポーツ、コメディ、金融などは知的財産としてほとんど保護されないにも関わらず、イノベーションが進行することを示し、またその理由を解説する。そして、コピーの蔓延によって苦境に立たされているという音楽や映画産業も、コピーをうまく対処することで良くなる可能性が示される。基本的に米国の話だが、日本においてもかなり参考になると思う。
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344
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キングコング西野氏が自作の絵本を無料公開し、amazonでは売り上げが伸びたのだそうだ。これはパクリではないけれど、音楽業界に似ていると思う。安価に流通することで宣伝になり、収益を上げる。絵本がこの先どうなるのかに注目。
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向う岸
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ファッション、料理のレシピ、芸人のネタにアメフトの戦術と副題通りパクリはイノベーションを刺激し市場を活性化させるという内容だった。
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イノ
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コピーと著作権について思うところがあって。 音楽・ファッション・レシピ・コメディ・アメフト・フォントなどその界隈で起きた事例や出来事からその後の動向が羅列。最後のまとめで気になっていた部分の答えが載っていて割と満足。 ただアメリカ文化の話だから日本の場合は違う事もあると思う。    広告と考えるとタダで宣伝できる。人気のパロメータなる。 著作権は一部だけ守ってる。デジタルの場合は特にコピーが容易に なるので上手く考えないといけない。
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koba23
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レシピやファッション、フォントなんかは保護されていないが、それゆえイノベーションが進んでいるところもあり、パクリが悪いとは一概には言えない。が、やはりコピーが許される分野は、コピーが発展を促すようなところに限られると思う。
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vonnel_g
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知的財産権の保護の観点から忌み嫌われるコピー商品だけれど、本当にマイナスしかないの?実は創造性を生み出す源となっているのだ!という話を経済から読む本。常々アメリカのミュージシャンたちはカバー曲を出すのに躊躇しないけれど、日本はそうでもない(気がする)のはなぜだろうと思っていたところで、これを読んで納得。
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アメヲトコ
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他人のアイデアや作品をコピーすることは制作者の利益を損なうためイノベーションを阻害する、ゆえに著作権の保護が必要なのだ、というのが普通の考え方。ところがファッションや料理、コメディなどの世界は法的な著作権保護の対象となっていないにもかかわらず、イノベーションが絶えず行われている。それはなぜなのか。楽譜とレシピの違いなど、一見類似した世界の違いの分析がとても面白い。「問題はコピー自体ではなく、コピーをどのように理解し対処するかということにあるのだ」(318頁)
Tomoichi

建築や内装デザインもコピーって言ってしまえば身も蓋もない。自分なりの解釈でしかない。

05/28 22:30
アメヲトコ

何を守っているのかよく分からなくなることもありますね。

05/28 23:50
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ミッキー
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コピーによって市場が拡大する話や確かに一方的に見ていた自分に気が付き、参考になりました。特に、医薬品など、プラシーボ効果を考えると、コピーを毛嫌いするほどでもないかと考えたりもしました。面白いです。
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のぞみ
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いい視点。レシピと楽譜の対比はそのとおりだと思う。矛盾をどうとくのか、ポリシーメーカーが大変な時代だ。
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しっかりけちべえ
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タイトル、思い切ったなあ。みすず書房にしては。原題が気になる。 デジタルコンテンツの違法コピーは本当に悪なのか。イタチごっこを続けている場合か。技術のイノベーションに追いつかないビジネスモデルにこそ求められるイノベーション。 大きな初期投資(特に設備)が要らない事業領域は模倣のメリットがデメリットを上回る例が多い。 特許制度が医薬品の普及を妨げているような気がして、お金がなくて救われない人のことを考えると、今の状態が社会にとって全体最適かどうかは疑わしい。
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K.C.
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いくつかの事例を引きながら、アイディアやノウハウを権利で保護することに対するアンチテーゼを示す。自分自身でも、一から考え出したのではなく、いろいろなものを(もちろん合法的に)拝借しながら、仕事なり私なりで生きてきたし、題名の通り、そこからブランニューなものができるケースもある(稀だが)。TPP交渉がどうなるか、気にさせる一冊。
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水橋哩
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良書でした。読みながら、二次創作の界隈のコトを考えていました。※題名と装丁もインパクト大でした。
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くさてる
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これは面白かった。副題がすべてを現している。洋服、音楽、料理、カクテル、ジョークにいたるまで、さまざまな事柄における著作権とパクリの関係を豊富な例で解き明かしていくもの。著作権侵害を促進する行動の多くが、創造性も刺激しているというのは分からないでもない話。コピーできない「体験」の重要性が高まりという論旨も分かります。オリジナリティとはなにか、ということも考えてしまう一冊。
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takapi0227
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面白かったし今後のことを考えるに非常に参考になった。「著作権侵害を促進する技術の多くが、同じように創造性も促進している。」本書ヨリ。
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キミ兄
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新しいファッションは多くの衣料品業者にマネされたほうが新しいデザインへの消費者の欲求が高まる、という理屈に納得。以下、料理やアメフト、金融も色々書かれているがこれを上回る理屈無し。ちょっと冗長な本。☆☆。
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メルセ・ひすい
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ネタバレ知財の未来にはコピーが必要だ-。創造性がコピーによってむしろ活性化する場合があることを、ファッション、レストラン、アメフトなど米国で一般的にコピーが合法とされている産業のケーススタディで明らかにする。
メルセ・ひすい

〈K.ラウスティアラ〉カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)法律学教授。法務博士(J.D.)。政治学博士(Ph.D.)。 〈C.スプリグマン〉ニューヨーク大学法学部教授。法務博士(J.D.)。

03/01 14:12
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きむ
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原題は the knockoff economy -How Imitation Sparks Innovation - 米国での、著作権の及ばない産業の模造品とオリジナルの創造物の関係性についての分析。筆頭はファッション産業。そして、料理のレシピ、コメディ、フォントなどにまで話は及ぶ。しかし、残念ながらロゴや建築のオリジナリティにまで言及はされない(期待して読むと、ガッカリするだろう)。パクリに対して、ポジティブな一冊。
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はなひ堂
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コピーがイノベーションをむしろ刺激するという論旨なのですが、それが各業界の具体例を挙げながら論拠されている所が良い。のですが、具体例は主に文化産業のもので、科学技術が必要な産業ではない点に注意したい。ただ、そこにも言及しつつ、薬剤などの分野でもコピーで拡散を刺激する例もあることから、話は特許技術にまでも及ぶ可能性を秘めたスパイシーな書であることは間違いありません。
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wonderhoney
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作者が日本の人ではないから当たり前なのかもしれないが、日本の法律に関して書かれているわけではない。法律以外の観点ではうなずける部分はあっった。パクリって言葉かなー。キャッチーな言葉ではあるけどな。軽い論理に感じてしまった。パクリという言葉でなければもう少しじっくり向かいあって読めたかも・・・?
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よねも
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2016年の1冊目。ファッションとか料理とかマジックとかオープンソースのプログラムとか、特許や著作権で保護されていない業態に対する紹介でした。マネされる事で流行が広がる事や、明らさまなパクリで信用を無くす様な要素がある所は、特許などの保護が無くても発展するって内容でした。実例も含めて、色々納得。タイトルから特許とか著作権とか、それをかいくぐる方法の本かと思って手に取ったけど、少し当てが外れた感あり(笑)
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disktnk
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最初に発明・発案した人を法的に保護してインセンティブを与え、産業を発展させる、というのが一般的である。しかし、ファッション、料理、コメディなど、著作権の法的保護がない業界でも、イノベーションは失われていない、という反例集。常にクリエイティビティを求められる業界ならではの事情は興味深い。 フォントや金融への誤解が見られ(フォントは月額会員制が普及、金融は内部モデルを徹底的に隠匿する)、他にも自分が詳しくないだけで著者の偏見が含まれる解説があるのでは、と思った。
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