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コメント

みやや
新着

みなさん、こんばんは。あらためまして、書店員7年目、みややです。

私、長いこと雑誌担当なのですが、他店との差別化は実際には難しいところもあります。
いきなり業界用語使ってすみませんなのですが、雑誌の場合、基本的には取次に「事前指定」をすることができない。つまり、配本頼みになり、所謂「金太郎飴書店」になりがちです。
加えて、その取次配本は「実売」が立たないと、勝手に切られてしまいます。例えば、話題に出た文芸誌でも(私の店は元々が入荷1冊~2冊ですが)「すばる」は一番発行数が少ないようで、2~3か月連続で売れないと、すぐに入荷ゼロになってしまいます。気づき次第、「定期改訂」で1冊は入荷するように手配し直しますが、如何せん、売れないのでいたちごっこです。

そこで私は、せめてもの工夫として、一見「雑誌」に見えるけど、業界的には「書籍扱い」となっている商品を混ぜるようにしています。こちらは入荷しやすいことも言えると思います。「仕事文脈」、「IN/SECTS」、創元「ミステリーズ」、「飛ぶ教室」、「ケトル」、など。

それから、POPについては私も考えたことがありますが、実際には毎日の「品出し」と「返品」の過程で、かなりの雑誌は数日ごとに、極端に言えば、毎日置き場が動きますので、難しいです。
これは私の店だけかもしれませんが、雑誌は担当以外のスタッフも総出で「品出し」するので、コントロールできないのです。

がっかりされるかもしれませんが、現場の声として、ひとまず投稿させていただきます。