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ローズマリ・サトクリフをよみながらつぶやく会

ともしびをかかげて
トピック

Merlin
2016/03/29 20:30

場面はブリテンからローマ正規軍が去って40年後。
ローマ人の撤退以後、ブリタンニアでは古来からのブリトン人の部族制が復活する。それぞれが王を戴く部族国家が乱立し、政治的統一がされる前にゲルマン系アングロ・サクソン人の侵入を迎える。混迷の暗黒時代の到来である。

6年前ボーティガン(Vortigern)が、対峙するピクト族を防ぐため、ブリトンにサクソン人を住まわせ、後、抗争を招いた。

アクイラ▶主人公
フラビア▶アクイラの妹
フラビアン▶アクイラの父
デミトリウス▶家庭教師。ギリシャ人。
クノ▶農場で働く

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ボーティガンは最初の妻セベラ(コンスタンチヌスの妹)を追い出し、ヘンゲストの娘ロウィナと結婚する。
最初の妻の子であるボーティマー、カティガーンとアンブロシウスはいとこ。

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ケルト貴族の印…頭に細い金の輪

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『ヴォーティガンとロウィーナ』Vortigern and Rowena
イギリスの戯曲。1796年に現れた時は、ウィリアム・シェイクスピアの劇と宣伝された。シェイクスピア外典に含まれるが、偽作である。題名となった主人公ヴォーティガンとロウィーナは「ブルターニュもの」(アーサー王物語)に登場する人物。


コンスタンティアスから王位を簒奪した伝説のブリタニア王ヴォーティガンの話。ヴォーティガンはサクソン王ヘンゲストの娘ロウィーナに恋するが、結局は、コンスタンスの兄弟であるオーレリアスとウーゼル(アーサー王の父親)の復讐を受ける。

ともしびをかかげて文中にもヘンゲストの娘が登場し、ボーディガンにお酌をする。

http://blog.livedoor.jp/adzwsa/archives/43832361.html

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ヘンゲストの息子はオクタ、その息子はイルミンリッチ、その息子がエゼルベルト

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ヘンゲストとホサの兄弟が449年にブリトン人王ヴォーティガンの傭兵として現在のケント州あたりに足をついた。給与の問題で反旗を翻し、ホサは戦死するも、ヘンゲストはケント王国を建設した。
6世紀後半エゼルベルト王(580頃~616)のもとでヘンゲストは台等した。

ローマ人がブリタンニアを放棄してからほんの数十年しか経っていないこの時代には、ケントには他の地域よりも多くのローマ帝国の名残が残っていた可能性が指摘されている。


 5世紀になると大陸からブリテン島へ渡る侵入者の数が大規模となり、この中にはアングル人、サクソン人、ジュート人、フリース人がおり、その他にも多くの部族の者がいた。この部族たちは5世紀末にはイングランドの東部、南部を支配下に置くようになっていたが、バドン山の戦いでブリトン人勢力に敗北、以来50年の膠着状態が続いた。しかし550年ごろからブリトン人の勢力に陰りが見え始め、それから25年もの間にイングランド南部のほとんどの地域がこれら侵略者の手に委ねられた。
 ケントはバドン山の戦い以前にすでに侵略者の支配を受けていたと思われる。史的資料、考古学的調査からケント王国はユトランド半島南部からのジュート人の手によるものという証拠が挙がっている

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ジュートランド►北側がデンマーク領、南側がドイツ領。「ジュート人が住む地」

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鳥さし▶鳥類を捕獲して生業とする人

文中、アクイラ家にひと月に一回、鳥さしがカゴとカンテラをぶらさげてやってくる。伝令の役目をしているが、実は、アクイラの父フラビアンがアーフォンの山中に安全にかくまわれているコンスタンチヌスの息子アンブロシウスを統率者として仰ぎ、ボーディガンに対抗しようとした密書が、鳥さしにより裏切られ、アクイラ一家が襲撃されてしまう。

写真は、ペーテル・パウル・ルーベンス「満月、鳥刺しのいる夜の風景」(1635-1640年頃)

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テオドシウス1世▶
東西に分裂していたローマ帝国を統一し、一人で支配した最後の皇帝となった。死後にローマ帝国は再び東西に分けられ、永久に統一されることはなかった。

368年にブリタンニアで発生した軍の反乱の鎮圧のために現地に赴いた父に同行し、374年には、モエシア(ドナウ川下流のローマ属州)の軍司令官になった。

最初の妻アエリア・フラキアとの間には後の東ローマ帝国の皇帝となるアルカディウス(長男)、西ローマ帝国最初の皇帝となるホノリウス(次男)の2人の息子と、娘のプルケリアをもうけた

ホノリウスは西ローマ帝国の実質的な滅亡の一因を作った暗君として知られる。446年にはブリタンニアを最終的に放棄した。

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