遅読者は孤独である。
読書メーターでは読友たちのスピードに焦らされ、
図書館では再借を恥ずかしながら頼み、
書店では買っても読み切れないからと、渋々店を後にする。
しかし遅読者よ、案ずることなかれ!
汝は、地を一歩一歩踏みしめて、その小石の痛みまでも感じながら歩く者なり。
たとえ頂が遠くに見えようとも、足元の小花に見とれながらの旅は豊かではないか?
遅い遅いと言いながら歩は進んでいるではないか、着実に一歩づつ。
読書はレースではない。
また多読を競うものでもない。
書と向き合い、一つでも多くの事を追体験し、地道に自身を磨く。
その先に待っているものは、自分を見、他者を理解し、身近なものに幸福を見いだせる力。
さあ、一歩一歩進んで行きましょう、読書の合間に聞こえる小鳥のさえずりと共に。
(遅読者で無い方の参加もお待ちしています)
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます