中世錬金術のエッセイから小説、翻訳、芸術評論まで何でもこなすとは。凄いの一言!
幻想作品としては(うつろ舟』鏡花にも通じる面白さ。『高丘親王航海記』夢と現実が交錯しながらの旅のワクワク感。)など。澁澤さんは幻想文学の他にも多数書かれているが、初めは軽めの黒魔術やらホムンクルス、アンドロギュヌスなどから入り、幻想作品と共に美術作品の紹介も面白い。『都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト 』病魔も客観視して面白がるセンスも凄い!『フローラ逍遙』花とエッセイの妙、など幻想作品ではない澁澤さんも面白い。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます