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幻想文学入門

私が選ぶ幻想文学ベスト3(国内編)
トピック

コットン
2021/07/13 12:58

本日から概ね8月末までに書き込み下さい。よろしく~♪

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夏帆
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『薬指の標本』小川洋子
今更紹介するまでもありませんが。。。
初めて読んだ小川洋子先生の本。
フランス映画のような雰囲気です。
(実際にフランスで映画化されているそうです)

『春喪祭』赤江漠
奈良の長谷寺が舞台。咲き誇る牡丹の、噎せかえるほど芳烈な香りが印象的です。琵琶に遺されていた万葉集の恋歌に胸が苦しくなります。

『蜜のあわれ』室生犀星
老作家と金魚の恋物語。
金魚の赤子が『おぢさま、おぢさま』と呼び掛けるのがとても可愛いです。

∃.狂茶党
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『家畜人ヤプー』沼正三
メタ日本小説。
日本人を読み替えながら、現実を変容させていく。
版が改まる度に加筆修正されて、漫画版も複数ありますが、ここは角川文庫版で。
『文字禍』円城塔
現実に対するもう一つの領域。
『七千万年の夜警 』 日野啓三
サイバーパンクのオカルト的領域に、ビビットに反応した幻想都市小説で知られますが、比較的オーソドックな、鉱物奇譚を。

淳水堂
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①与謝野晶子「お化けうさぎ」おや、へんなうさぎがいるよ。きっとタヌキが化けているのでしょう。-うさぎさん、あなたの目はどうしてタヌキのぐるぐる目なのですか?-変ですか?では赤い目に直します。/かわいいーーー。
②石川淳「至福千年」『まずは水。』という冒頭の一文に吸引力がありすぎて有りすぎて。
③中上健次「千年の愉楽」山にへばり付くような土地作られた”路地”に住む中本の男たちは、浄く澱んだ血を持ち女を腰から落とすようないい男揃いで享楽に生き動物のように女と交り、決して長生きできない。

コットン
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変化球作品を羅列。
・『猫を抱いて象と泳ぐ』小川洋子
マスターよりチェスを教わり、人形の中に入りチェスを指す主人公が周囲の人達に影響を及ぼす。筆者の文章力により読者も主人公がチェスの名人であることを信じて疑わない!。そんな幻想を抱く。
・『ささはよもやまゑひもせす』浅野微
源氏物語を短縮現代語訳で。それに合わせた54のカクテルが独創的。
・『夜よる傍に』森泉岳士
母の他界のショックで夜しか目が見えない美琴ちゃんと崖から落ちた体験のあるカメラマンを水で書いた線に墨を流し込む技法で描がれたファンタジーコミック

コットン
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nadjaさん、3作品とも好きな作品です~♪

nadja
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一番乗りです! 
①山尾悠子『歪み真珠』はっとするような、鮮やかな印象を残す短編集。
②津原泰水『蘆屋家の崩壊』この人は本当に文章が巧い。特に最後の「水牛群」がベスト。
③夏目漱石『夢十夜』言わずと知れた名作。

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