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哀愁男ジーン・クラーク
トピック

Masato Lou=Hardy
2018/03/19 23:34

60年代アメリカを席巻したフォーク・ロック・ブームの代表格、ザ・バーズの初期メンバーだったジーン・クラーク。リーダーのロジャー・マッギンと共に、ソングライティングの要として活躍しましたが、絶頂期に離脱。その後はソロとして地道に地味な活動をしておりましたが、ヒットに恵まれるわけでもなく、91年に心臓疾患のため急死。47歳位だったと思います。知る人ぞ知る渋い目の歌い手ですが、わが国の古参の洋楽シンガーソングライターファンの間では、一部に根強い人気があると思います。特に二枚目に作ったソロアルバム「ホワイト・ライト」(71)は傑作、名盤の誉れも高く、ファンの間でも「ひとつの規準」を作ったと称されました。独特の声から繰り出される「泣き節」の数々は、カントリーミュージックの伝統に則ったものだとも言えそうですが、それにしても「泣かせすぎます」(笑)どこまでも切ない曲を書かせたら天下一品でした…

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Masato Lou=Hardy
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…ザ・バーズの三枚目のアルバム「霧の五次元」(66)より「霧の8マイル」この曲は当時大ヒットを記録し彼らの代表曲となったが、今やロックの古典と言っても過言ではない…時代を反映した非常に内省的な歌詞を書いたのはリーダーのロジャー・マッギン、独特の沈み込む様な曲調はジーン・クラークが担当、ジョン・コルトレーンの影響を受けたシタールによるアレンジはデヴィッド・クロスビーによると思われる…この曲を最後にジーンはグループを抜けた…https://www.youtube.com/watch?v=HuDd1mEgfZU

Masato Lou=Hardy
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…バーズのセカンドアルバム「ターン!ターン!ターン!」(65)より、「セット・ユー・フリー・ディス・タイム」です…サングラスを掛けた、リーダーのロジャー・マッギンの下で、アルバムジャケットの青に溶け込むかのような青いシャツを着ているのが、ジーン・クラークです…このアルバムジャケットの「青さ」は、電化フォークという流行を越えたところにある、彼らグループの内省や時代の憂鬱さを表しているかのようです…

https://www.youtube.com/watch?v=9QSTy3fkWSA

Masato Lou=Hardy
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…バーズのファースト・アルバム「ミスター・タンブリンマン」(65)から、もう一曲。「I Knew Id Want You」

https://www.youtube.com/watch?v=eGLRV887bHE

Bo-he-mian
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おお!『モア』は舞台がイビサ島でしたか!『ラ・ヴァレ』('72)と共に私が好きな、'60Sサイケの精神世界を映像化したバルベール・シュローデルの映画ですね。『ラ・ヴァレ』の方は諸星大二郎の「マッドメン」みたいな世界でしたが(笑)。ニューギニアの奥地、先住民の儀式でヒロインがまれびと達に取り囲まれるシーンは魔術的で自分もイキそうになりました(爆)。

Masato Lou=Hardy
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「ロデオの恋人」からの哀愁の一曲「You Dont Miss Your Water」スタックスレーベルのソウルシンガー、ウィリアム・ベルのカバーです。オーティス・レディングも取り上げて歌っています。このソウル曲を完全にカントリーとして歌っています。ボーカルはリーダーのロジャー・マッギン。グラム・パーソンズが歌っているversionもあります。マッギンのヘナヘナした情けない声が泣かせてくれます…

https://www.youtube.com/watch?v=PjnYibBHMzk

画像はロデオ裏面。

Masato Lou=Hardy
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…フォーク・ロック・ブームの先陣を切ったバーズは、その後インドのラヴィ・シャンカール奏でるシタールの調べや、ジョン・コルトレーンのフリージャズ等の影響をモロに受けてサイケデリックサウンドへと突入します。ところが六作目のアルバム「ロデオの恋人」(68)Sweetheart of the Rodeoから作風が一転、カントリーミュージックを志向するようになりました。新メンバーのグラム・パーソンズと元々カントリー嗜好のあったクリス・ヒルマンが結託した様です。「ヒッコリー・ウインド」はパーソンズの代表曲ですね…

Masato Lou=Hardy
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イビサ島で思い出すのは、ほぼ全編そのイビサ島でロケーションしたバルベ・シュローデル監督の「モア」(70)です。戦後ヨーロッパのヒッピーの聖地となった島で繰り広げられる、愛とセックスとドラッグにまみれた若者たちの哀しい物語でした。感情移入を排した突き放した様な冷徹なタッチの作風でした。ドロンとしたサイケなピンクフロイドの心地よいサントラとは真逆に、自滅していく若者たちの姿はヒッピー文化の終焉を告げるようでした。イビサ島には独特の声で異彩を放った女優兼歌手のニコやプログレのケビン・エアーズも住んでいました…

Masato Lou=Hardy
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…バーズのファースト・アルバム「ミスター・タンブリンマン」が発売されたのは1965年のことです。タイトルはボブ・ディランの有名なヒット曲です。バーズがディランの歌を「電化」させたことで「フォーク・ロック」というジャンルをメディアが生み出し、バーズのサウンドは英国のビートルズに対するアメリカからの「回答」と呼ばれました。「The Very Best Of THE BYRDS」は選曲が良く、グループの変遷を上手く伝えています。ジーン・クラーク在籍時には必ず「落ち込んだ」曲があり心の陰を象徴していました…

Bo-he-mian
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そういえば、私とデュークさんが好きなイーダが歌っている「Hickory Wind」ってByrdsの曲だったんですね。いま知りました(爆)。彼女の歌声にハマりすぎているんで、オリジナル曲だと思っていた・・・。この人も、ネオ・ヒッピーとか呼ばれたシンガーですよね(笑)。

Bo-he-mian
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実は最近、紀行ドキュメンタリーで、地中海のスペイン領「イビサ島」を紹介した番組を見たのですが、ここはクラブミュージックのメッカと呼ばれる場所なんだそうですが、実はそのルーツは、'70年代にヒーピームーブメントが衰退し始めた頃に、この島に移住したヒッピーたちの文化が脈々と受け継がれてそうなったんだそうです。で、番組ではいかにもヒッピーな人たちが集まるマーケットが出てきて、20歳ぐらいの若い女の子が、妙に'60年代っぽいサイケでメロウな(まさにバーズっぽい感じの)歌を謡っているのを見てちょっと感動しました。

Bo-he-mian
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The Byrdsはそれほど詳しくはないですが、このベストアルバムは持ってます。『イージー・ライダー』で使われていた曲がツボで衝動買いしました(笑)。しかし残念ながらデュークさんのオススメする「Here Without You」は収録されていませんでした。Tubeで聴きましたが、あの時代をギュ~ンと思い出すサイケな味わいのあるたまらない哀愁曲ですね。

Masato Lou=Hardy
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「Here Without You」

ザ・バーズのファースト・アルバム「ミスター・タンブリンマン」に収録。個人的に死ぬほど好きな歌です。晩年クラークは、ステージでギター一本でこの曲を披露してました。物凄くスローなアレンジで、まさに血を絞るかのような歌い方には泣かされました…なお、アルバムの最後の曲「ウィル・ミート・アゲン」はキューブリックの映画「博士の異常な愛情」のラストに流れた歌と同じ歌です。

https://www.youtube.com/watch?v=tLHMEf6Ab7o

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