参加者順番
1 アポトキシンさん
2 天さん
3 Carbonさん
4 華さん (参加とみなしてしまったのですが……)
5 キハ (一応自分もやりたかったです笑)
期限
3月12日(日)〜3月13日(月)23時
文字数制限
1000文字以内(ただし何文字かのオーバーの場合今回は許します)
他、何かありましたら、トピックではなくコミュで質問をお願いたします。
ここでは、参加者さんのビブリオ内容しか書き込めません。
また、必ず最初に「はじめ」そして「おわり」を明記し、前の方が終わらせたなと思ったら次の方が書き込んでください。
初めなので不備が多いと思います。お手柔らかにお願いたしますm(_ _)m
展開が滞り無く進み、読みやすいのでどなたでも読むことが出来ます。学生の中では結構人気な本で、私の学校の図書室の「読みたい小説ランキング三位」にランクインしておりました。
また、この著者、浅倉秋成の別の著作「六人の嘘つきな大学生」は未読なのですが本屋大賞候補作品です。
そのため、著者の筆力を信用して読むことが出来ると思います。
これ以上は語ることが出来ません。ネタバレまで語ってしまうので少しでも興味を持った方は「教室が、ひとりになるまで」を手にとって見てくださいませ。
終わります。ありがとうございました。
誰もがきっと、人付き合いに疲れて「一人になりたい」と思ったことが一度ぐらいはあるはず。題名の通り、この物語には「一人になりたい」というテーマで描かれています。しかし、きっと皆様はそれでも人と関わり続け今も人との交流をなんだかんだ上手くやっているでしょう。
読了後にはそんな自分の今を踏まえて希望のある終わりになっているので共感を呼び、感動の波が襲うことだと思います。
しかしながら、リアルです。学生が抱える悩みや葛藤、読み終えた後には必ず共感が出来るはず。
超能力という非現実要素を入れながらも現実チックに描かれており、本当にクオリティーが高いです。
途端に怪しい人物が浮き上がってきます。その人物は主人公と同じ超能力を持っているの可能性が高い。普通ミステリーならば、犯人が浮き彫りになればもう終了。しかし、この本はそこからが勝負どころなのです。
怪しい人物はクラス全員を嫌っており、なぜそこまで嫌っているのか。また、どうしてその三人を殺したのか。また、彼女の持つ超能力は何なのか。
学園ものに超能力という非現実要素をぶち込むというのは、普通ではあり得ないミラクルな話かと思うでしょうか。
主催者が凄く遅れて申し訳ございません。はじめます。
スクールカーストや、何となく周りといるのが嫌に感じる悩み。学生は必ずしも一回は経験する悩みでしょう。
私の紹介する本は「教室が、ひとりになるまで」タイトルから不穏な要素がありますが、最初に言ったとおり学生の悩みを貫いた小説です。
謎が多すぎる三人の連続自殺。自殺した動機を探るうちにとある可能性が生まれます。他殺ではないのか、という疑惑。そんな中、主人公は不思議な超能力を手に入れ、それを操って殺人犯を探すことにします。
それと、表紙が凄く綺麗で美しく、挿絵も上手くて魅力的です。
粗さは目立つもののかなりの完成度で出来た傑作だと思います。
グラフィティアートや青春モノ、心理描写が好きな人にお勧めです。
若者たちが犯罪と隣り合わせの芸術である“グラフィティ”に情熱を燃やし、
青春要素や心理描写が優秀で世界観も魅力的で、登場人物達もそれぞれにしっかりとした魅力があり、人間関係の部分でも巧みに描かれていてそれらをグラフィティを通して一つの作品として完成させられていて、心に刺さりまくって凄く面白いです。
舞台の描写がもっと多く通過点で終わらなければ更に世界感が魅力的になったと思いますし、1人称視点での強みなどを引き出せられていたら今よりも更に高評価を得られた
作品になったと思います。
あまり色々な所に移動したり場面や舞台が変わったりはせず、場所の描写はしっかりとしているもののその場所その場所がメインではなく、手掛かりを得るためのただの通過点にすぎず、物語の起承転結の波が緩やかで、もっとそれぞれの場面に見せ場やインパクトのある展開が欲しかったです。
それと、ブーディシア達がどのようなグラフィティを書いたのかもイラストで描かれておらず、読者の想像に任せるのは良いとしても半分くらいは描いてほしかったです。
と、ここまでいろいろマイナス面を書きましたが、
読んでみて感じたのはまず、文章力はプロの作家さんとしては並ですが、新人さんとしては高いレベルで、また並とは書きましたが新人さんと言うのを抜きにしても癖が無く読みやすい文章で描かれている内容が頭に入って来やすいと感じました。
舞台はブリストルを中心に描かれていますが、作中、観光名所やバイト先のエイト・ビット・ワールド、アイオンの画材店に、街の中心地であるベアー・ピット等が出てきますが、大半はベアー・ピットが主な舞台となり、
グラフィティ。それは俺と彼女の想いすら鮮やかに上書く、儚い絵の魔法―。ブリストルに留学中の大学生・ヨシは、ある日バイト先の店頭に落書きを発見する。そこで、ヨシと普段は気怠げ、だけど絵には詳しい同僚のブーディシアはバイト先である『エイト・ビット・ワールド』の常連であり、ブーディシアの友人でもあるジョージから『落書き探偵(グラフィティ・ディティクティブ)』と名付けられ、書かれたグラフィティの情報だけで犯人を捜索するうちに、グラフィティをめぐる街の騒動に巻き込まれることに。
その実、二人は異母兄妹なのである。雪風の父も優奈の辻斬りに遭っていたのだ。
すなわち、七竈が自分の美しい顔を憎む理由は、母の優奈がいわゆる淫乱だから、そして、桂雪風との関係性は一緒には暮らしていないものの、異母兄弟であるということだ。
二人の高校卒業後は、七竈は東京の大学へ、雪風は北海道大学へそれぞれ進学した。ここで二人は永遠の別れを決断する。理由は二人の顔は皮肉にも似すぎてしまったのと、近親者がそのまま一緒にいられないからである。
何故、七竈は自分の美しい顔を憎むのか?桂雪風との関係性は何か?今回はその二つに着目する。
七竈の母である元小学生教諭の川村優奈は、25歳のある日、ふと辻斬りのように男遊びをしたいと思った。そして、七人の男たちと性交渉をした。その後、父親が誰だか分からぬまま七竈が産まれた。その後も優奈はろくに家に居らず、七竈は祖父と二人で暮らしていた。
先述した通り、七竈と雪風は顔が非常に美しい。二人は最初の頃は普通の幼なじみとしての関係性だったが、成長して大人の顔つきになっていくにつれて、異様なほどそっくりになってきた。
まず私から始めさせていただきます。今回は、桜庭一樹『少女七竈と七人の可愛そうな大人』という本を紹介させていただきます。
「たいへん遺憾ながら、美しく生まれてきてしまった」旭川の田舎町に暮らす17歳の女子高校生である川村七竈は、たいへん美しい顔を持ちながら、その美貌がとてもコンプレックスであり、更にはその顔を憎んでさえいた。七竈は自分と似たような美貌を持っている桂雪風という少年だけを友とし、鉄道模型という女性にとっては風変わりかもしれない趣味を持ちながら、孤高の青春を送っていた。
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