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アポトキシン
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まず私から始めさせていただきます。今回は、桜庭一樹『少女七竈と七人の可愛そうな大人』という本を紹介させていただきます。 「たいへん遺憾ながら、美しく生まれてきてしまった」旭川の田舎町に暮らす17歳の女子高校生である川村七竈は、たいへん美しい顔を持ちながら、その美貌がとてもコンプレックスであり、更にはその顔を憎んでさえいた。七竈は自分と似たような美貌を持っている桂雪風という少年だけを友とし、鉄道模型という女性にとっては風変わりかもしれない趣味を持ちながら、孤高の青春を送っていた。