イッサ・ワタナベ「きんつぎ」。
世界で最も権威のある児童文学賞「ボローニャ・ラガッツィ賞」2024フィクションの部・最優秀賞受賞作。
喪失からの再生を描くサイレント絵本。
大切なものとの記憶の断片を繋ぎ合わせるような静謐な旅が心に沁みてきます。
エミリー·ディキンソンの詩「"Hope" is the thing with feather -」で締めくくらているのも静穏な余韻と希望を残します。
どいかや原画展「チリとチリリさくらのおはなし」@丸善丸の内本店。
桜咲く春うららのサイクリング。
桜にまつわるスイーツ·コスメも出てきて女の子は好きだろうな。
淡い色のかわいい原画に思わず笑顔になります。
福井さとこ「リパの庭づくり」シルクスクリーン原画展@銀座教文館。
スロバキアのブラチスラヴァ芸術大学に留学経験のある作者による、東欧っぽい絵本。
草花、小動物、昆虫たちが話しかけてくるみたいな、優しい作品です。
原画から微笑みをもらえます。
三原順の空想と絵本展@神戸トアギャラリー。マンガ家三原順(1952-1995)の新刊絵本「ルーとソロモン トランプランドの旅」が発売される。その原画と、彼女が所蔵していた絵本などが展示されています。カワイイ全開です。
宮沢賢治作、岡田千晶さん絵。東北地方に多い座敷童子の絵本です。いつの間にか1人多い子ども。時代背景を考えると切ないけど、宮沢賢治の文章は不思議な伝承として書いている。岡田千晶さんの絵は素朴だけど印象に残るもの。図書館で見つけて思わず借りた絵本です。
「ハリネズミと金貨」原画展@銀座教文館。
ウクライナの児童文学作家Vオルロフ原作、ロシアで最高のアニメ画家と称されるVオリシヴァングによる絵。
リスさん、カラスさん、蜘蛛さん、子熊くんの優しさ。
ハリネズミさんの誠実さ。
その優しさに涙します。
原作宮沢賢治·影絵と文藤城清治「銀河鉄道の夜」。
100歳記念/藤城清治版画展@銀座教文館にて。
この作品と藤城影絵は相性バツグン。
物語の世界に引き込まれます。
幸せを探す旅の先に、宮沢賢治の言葉「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」があるのにも感動できます。
かめおかあきこ絵本原画展/かんばんのないコーヒーや@銀座教文館。
クマさんの淹れるコーヒーの味に惚れ込み、何とか再現しようと努力するオオカミくん。
とても優しいお話と絵に、美味しいコーヒーを飲んだ時みたいにホッコリします。
「セシリ·パセリのわらべうた」。ビアトリクス・ポター作・絵、川上未映子訳、絵本ピーターラビットシリーズ全23巻の一冊。A6判変型(タテ143×ヨコ109㎜)の可愛らしい装丁。愛さずにいられない。
宇野亞喜良展@東京オペラシティアートギャラリー。
多岐にわたる膨大な作品量に圧倒されます。
編集者の思考·嗜好に合わせて作品を作り出していると仰るけども、各作品の中に独自性があるのは、やはりスゴい。
幾つになっても、攻め続ける姿勢もカッコいい。
絵本作品もあります。
多田ヒロシ絵本原画展@銀座教文館。
ぶうとぴょんのえほん55th。
ジンク板(亜鉛の金属板)+竹ペンに油性インクが使われているそうです。
勢いのある線、濁りのない色、溢れるクラフト感は、そこから生まれています。
名作に理由あり。
junaida展/IMAGINARIUM@市立伊丹ミュージアム。細密に描き込まれた人物と風景、不可思議な生き物たち、鮮やかな色彩、想像を超えてくる組合せ。幻想の世界に連れていってくれる、素晴らしい展覧会です。
ロマナ·コシュトコバー作「藍染めのアポレンカ」。
チェコの絵本。
チェコ·プラハに5年住んでたので、チェコ本は手に取りたくなります。
藍染めを救うお人形アポレンカ(光の少女という意味)のお話。
藍染の匠を受け継ぐ職人(マイスター)に捧げられています。
藍建てという古い技法、藍染めの素晴らしさが丁寧に描かれ、日本人の心にも素直に響きます。
初めまして、ゆりです。絵本や児童文学好きなので、オススメを教えて頂けると嬉しいです。今は、めがねうさぎシリーズとわんぱくだんシリーズの絵本を借りてます。
宜しくお願いします☺️✨
メンバーが増えてきましたね。読メ始めてから絵本も読むようになりました。新しい方も含め、これからもよろしくお願いいたします。「あらしのよるに」は有名な本だと思いますが、小説版(児童書かな)も良かったです。
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