読んでもすぐに忘れちゃうので、自分用の備忘録として使ってます。(あらすじ、印象的な文章、簡単な感想など)小説は長編も読みますが、中でも短編小説が大好物です。気に入った作品は、時折何度も読み返す事が多いです。他の方の感想を読むのも色んな考え方に触れられる良い機会、いつも楽しく拝見してます。共読本があるとついつい〝ナイス〟を連打して驚かせることがありますが、どうかお許しください。
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【ナベちゃんのヨメ】 大学時代良い人どまりの異性を感じさせない男子ナベちゃんから結婚式の招待状が届くが…。そのヨメへの不信感に始まり、ナベちゃん本人との過去の記憶も振り返ることになるが…。 【パッとしない子】 人気絶頂アイドルが、撮影で母校へやってくることに。母校の担任教師とアイドルの記憶の食い違いがジワジワと明らかになっていく。自覚のない記憶の捏造、恐ろしい。
【ママ•はは】支配的な母親に嫌気がさしていたスミちゃん。成人式で着たかった着物を返品されたのをきっかけに、家には戻らず母親と距離をとることに。ある日、成人式の写真にお茶をこぼしてしまってから写真に変化が現れ…。いったいどの記憶が正しいのか、どれも正しいのか?何度も読み返しながら考える。こういう不思議な作風、すごく好み。
【早穂とゆかり】昔から目立っていたライターの早穂と、周りから浮いていたが社長として名を馳せる元同級生のゆかり。早穂がゆかりにインタビューすることになったのだが…。昔の自覚の無い記憶、現在も無意識のうちに他人を傷つける発言や行動に気づかないところや、いつのまにか立場が逆転していく様子も怖い。
北澤平祐さんの表紙イラスト。読む前はすごく可愛らしく見えたのに、読んだ後に見たらなんだか怖く見える…。口は災いの元って言ってるみたい。