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翠埜もぐら
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翠埜もぐら
新着
南北朝騒乱、観応の擾乱そして直義派の南朝接近と、成立期から不安定だった室町幕府が東国の要として置いた鎌倉府。幕府の出先機関としてでなく、独立した行政府であることを強く意識していく、いや南朝衰退後、東国の武士たちと渡り合っていくために、そうならざる得なかったため京都と乖離していくわけです。しかし持氏と義則と言う強硬派が双方でトップに立っちゃったのが運の尽きだったのでは?上杉憲実は基本幕府に従いつつも両者を取り持つべく努力するということになっていますが、戦国期の将として優柔不断の気弱男のように思えるのですが
翠埜もぐら

憲実の上杉氏も東国武士としては新参に近く、幕府の威光を拠り所として、なおかつ東国のトップである鎌倉公方を主として仰ぐという、複雑な立場だったわけです。土着の東国武士を牽制し自領を拡大するために結局鎌倉公方ではなく京の幕府についたんだろうなぁ。権威的にも武力的にも幕府の方が有利だったか。そこまでやっておいて出家して逃げるって? この時代、力こそ正義、武力で解決するのは武士の習いのはずだよね。良く判らない人なので次の読書対象はこの人かな?

07/25 21:55
  • フランソワーズ
  • Toska
  • 六点
  • maja
  • kaho
  • 眠る山猫屋
翠埜もぐら

持氏と義則→持氏と足利義教  変換ミスった。

07/26 21:07
  • 六点
0255文字
全2件中 1-2 件を表示

翠埜もぐら
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読書データ

プロフィール

登録日
2016/08/24(3139日経過)
記録初日
2014/06/23(3932日経過)
読んだ本
1840冊(1日平均0.47冊)
読んだページ
457224ページ(1日平均116ページ)
感想・レビュー
582件(投稿率31.6%)
本棚
30棚
性別
現住所
東京都
外部サイト
自己紹介

読了冊数が多いのは蔵書管理のため、子供の頃から持っている本をすべて登録しているからです。本当の記録初日は昭和後半ごろから。

積読本には父の残した時代小説が入っていますが、たぶん読了本にはならないんだろうな。でも捨てられない。

自分の小説のジャンルでの嗜好が海外ミステリーと海外ホラーだということに気がつきました。でも古い作品が好きなので図書館と古書店と仲良くなりそう。

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