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shun( 早瀬俊)
さんの感想・レビュー

shun( 早瀬俊)
新着
どちらかというとリアリズム的な手法で書かれた村上龍の小説の中では異質な作品。スリップストリームという分野に分類されるだろうこの作品は虚構と現実の狭間で時空間が歪んでいる。村上春樹の小説の多くがそうであるように。眠剤のためか、あるいは死に近づいたせいか主人公の意識は常に朦朧として、幼い頃から現在にいたるまでに影響を与えた女性、母親と家具デザイナーと女優との会話を中心に自分の存在を問い直す。村上龍らしくない作品。自信に溢れたその文章がここにはない。小説家である自分の存在を問い直す小説。
0255文字
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shun( 早瀬俊)
さんの最近の感想・レビュー

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/06/21(3568日経過)
記録初日
2015/06/10(3579日経過)
読んだ本
1819冊(1日平均0.51冊)
読んだページ
502014ページ(1日平均140ページ)
感想・レビュー
938件(投稿率51.6%)
本棚
2棚
性別
血液型
O型
現住所
神奈川県
外部サイト
URL/ブログ
https://theater-shun2001-hayaseworld.blog.jp/
自己紹介

通勤時の電車内読書です。

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