延々と年寄りの自慢話と昔話を聞かされる部下の気持ちで読んだ。こうはならないようにしなくては、という小説だとしたら皮肉が効いている。

延々と年寄りの自慢話と昔話を聞かされる部下の気持ちで読んだ。こうはならないようにしなくては、という小説だとしたら皮肉が効いている。

選挙を巡る政治資金の裏側が、「河合事件」をもとに分かりやすく整理できる。「政治とカネ」の問題が今回の選挙の争点のひとつだが、何が問題なのかを真剣に考えている国民がどのくらいいるのか、その方がむしろ問題である。永田町の常識はまだままだ昭和から動いていない。何事も隠し通すことができにくい現代で、古い価値観は淘汰されていくだろうと信じたい。それでも、国民が「美しい国」を目指すことよりも目先の金の問題が重要だと考えるのなら、やはり変わることもないのかもしれない、今回の選挙で私達一人一人に国の将来がかかっている。

「鏡」の載っている本を探していたら「カンガルー日和」が消滅（きっと誰かに貸して返ってこなかったのだろう）したことに気づく。そして、これに載っていたことも発見。何度か読み返した短編が多いのだけども、改めて読むとまた発見もある。今回は「氷男」が何故か印象に残ってしまう。数十年の時を経て現代の結婚を暗示している気がした。

亡くなった人の話を聞くのが好きになって来た。時間の経過とともにいかに死というものが近づき、自然とそれを受けいっるような心が内面に育っていくのかを知りたいと思うようになった。この世界は自分が居なくなっても続いていくのだろうか？だとしたら、どんな言葉を残していくべきなのか。書かれた詩は後に続くものの心に響く。読み終えたときノーベル賞受賞の知らせが届く。 https://theater-shun2001-hayaseworld.blog.jp/archives/2312956.html

「ニュースステーション」がニュースのワイドショー化といわれて批判を浴びていたのが１９８５年頃だけども、今やすっかり、そんな番組が主流になってしまった。久米宏は正にフロンティア・スピリットの精神を持って挑戦していたのだろう。しかしせっかく開拓した手法も真似ばかりしていると、マンネリ化して新鮮さを失う。それが今の多くの報道番組の現状だと思われる。どんな手法をとるにえよ、マスコミが憲法と同じく権力を監視し、縛るものであるという常識が失われてしまったことは、確実にこの国を駄目にしている。一見軽薄でもそこがなくては

自民党総裁選をTVで眺めながら、この本を読んでみる。りょうこちゃんは高市さんで、ひろし君が石破さん？この本ではひろしくんが統一してクラスは表面的にはハッピーエンドを迎えるが、自民党の派閥争いはまだまだ水面下で続く。「政権を失う程の悪評は何としても避けろ」「政権を失う程ではない悪評はできるだけ避けろ」「政権を守るために甘んじて受け入れない悪評ならば、悪評を受けることを恐れてはならない」石破ショックは2番目。衆議院解散は3番目と石破さんは考えているように見えるが、果たして国民の審判は？