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ckagami
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ベンガルの大詩人タゴールの少年時代の回想録。「あの過去の亡霊たちが跋扈している世界に、入り込もうと努めた。その世界は、今日のこの世界とは、内も外も寸法が違っている」2頁。訳者による詳細な解説を読むと、19世紀末ごろのベンガルの上層の女たちの、困難で歪な生が回想記にも影を落としていることがわかる。ヒマシ油の灯明は、江戸時代の行灯のように弱い灯りにしかならず、ひとびとは死霊や妖怪を見たようだ。解説を読むと、日本の近代化と相似形の、インドの痛みを伴う近代化についてもわかる。
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ckagami
さんの最近の感想・レビュー

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読書データ

プロフィール

登録日
2008/11/08(5985日経過)
記録初日
2008/10/01(6023日経過)
読んだ本
1745冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
326654ページ(1日平均54ページ)
感想・レビュー
846件(投稿率48.5%)
本棚
26棚
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