淡路の君を祓う道を選んだ鈴子に従うと決めた孝冬、でもまだ祓う手掛かりさえない状態で亡霊を与えなければ、鈴子に危害が及ぶかも知れない。彼女を愛しく思う彼にとっては苦悩の日々だったことは想像に難くない。相談してくれないと詰るのではなく、少しさびしく思うという鈴子の言葉に孝冬への労りと親愛の情が感じられた。新しく登場したわかは可愛いし、由良の良い部分も見えてきたので花菱邸の空気も少しずつ変わっていきそう。次巻も楽しみ。
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淡路の君を祓う道を選んだ鈴子に従うと決めた孝冬、でもまだ祓う手掛かりさえない状態で亡霊を与えなければ、鈴子に危害が及ぶかも知れない。彼女を愛しく思う彼にとっては苦悩の日々だったことは想像に難くない。相談してくれないと詰るのではなく、少しさびしく思うという鈴子の言葉に孝冬への労りと親愛の情が感じられた。新しく登場したわかは可愛いし、由良の良い部分も見えてきたので花菱邸の空気も少しずつ変わっていきそう。次巻も楽しみ。