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ネタバレ自分と違う立場の人間の思いを想像する、ということがいかに難しいのか。ということが、全編に渡り壮絶な葛藤の中で表現されている。人間はそれぞれに、自我があり、自己があり、意志があり、身体がある。そのことでさえ、ひとの頭は本当には理解できないのだと思う。忘れてしまうから、考えられないから、想像できないから、「子供で未熟」だから、たぶん、原理的にハラスメントはなくならない。誰もが加害者であり被害者であり傍観者であり、当事者であり他人であり、絶望的に「その人自身」である。何よりもそこの断絶を直視させられた気がする。
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プロフィール

登録日
2017/08/03(2794日経過)
記録初日
2016/03/16(3299日経過)
読んだ本
476冊(1日平均0.14冊)
読んだページ
133942ページ(1日平均40ページ)
感想・レビュー
423件(投稿率88.9%)
本棚
5棚
外部サイト
URL/ブログ
http://blog.hatena.ne.jp/hlowr4/
自己紹介

小説家を目指しています。
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