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cogeleau
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これも探偵実話の一つで、明治中期、東京横浜を中心に強盗と殺人を平気で冒し続けた毒婦お連の浮沈の人生。何よりもなかなかの美人であり、探索方の追求を巧みにかわしながら逃亡し、その先々で美貌と巧言を武器に身を隠す術は見事というしかない。つまり男どもはどうしても美人に敵わないということに尽きる。連載115回の長丁場になる埋木庵の豊潤な筆力は平面的ながらも読ませる。☆☆
0255文字
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さんの最近の感想・レビュー

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源氏 鶏太
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柴田 錬三郎
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読書データ

プロフィール

登録日
2021/09/11(1285日経過)
記録初日
2021/08/06(1321日経過)
読んだ本
422冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
128246ページ(1日平均97ページ)
感想・レビュー
416件(投稿率98.6%)
本棚
3棚
性別
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