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またいち
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またいち
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生の事実は歴史ではなく、ある規準による選択や解釈を経たものが歴史なのです。その規準は、歴史家自身や社会環境や時代によって異なるため、歴史を学ぶときには、歴史家やその背景にも注意するようにと説いています。ところで、本書は社会主義が力を有していた時代の、ソ連史学者による講演録であることに着目すると、現在の一般的な感覚とは異なる規準で歴史を見ているようにも思われます。本書もまた、本書で指摘されていることに注意しながら読むべき書なのでしょう。刊行から長い時を経て、それがよりクリアになったようにも感じられます。
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またいち
さんの最近の感想・レビュー

論理的思考とは何か (岩波新書 新赤版 2036)

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渡邉 雅子
「論理的思考」のいわば比較文化論です。序章では、論理学(演繹)、レトリック(蓋…続きを読む
日本の伝説 (新潮文庫)

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人間の建設 (新潮文庫)

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小林 秀雄,岡 潔
異分野の碩学二人による対談です。「知の巨人」と評される二人ですが、「知」よりも…続きを読む
近代美学入門 (ちくま新書 1754)

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井奥 陽子
近代西洋「美」概念の沿革を追い、「美」の価値観の相対化を目指す書です。まず「技…続きを読む
アダム・スミス (岩波新書 青版 674)

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高島 善哉
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社会科学における人間 (岩波新書)

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大塚 久雄
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読書データ

プロフィール

登録日
2023/06/18(650日経過)
記録初日
2012/08/15(4609日経過)
読んだ本
127冊(1日平均0.03冊)
読んだページ
31285ページ(1日平均6ページ)
感想・レビュー
84件(投稿率66.1%)
本棚
0棚
URL/ブログ
https://twitter.com/fake_from_truth
自己紹介

自分の書いた感想を読み返してみると、なんだかChatGPTで書いた文章みたいですね。もちろんChatGPTではないのですが。

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