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2024年5月の読書メーターまとめ

ちいたま
読んだ本
3
読んだページ
635ページ
感想・レビュー
3
ナイス
7ナイス

2024年5月に読んだ本
3

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ちいたま
著者の研究者としての経験をもとに、知的生産活動全般をより能率的に行う方法を示唆しています。京大式カード発祥の書であり、思考整理の古典的名著です。他方、当時は情報機器が皆無で、一般用タイプライターは仮名文字しか入力できないなど、かなり隔世の感もあります。もっとも、タイプライターの制約ゆえに仮名文字のみでも分かりやすく作文すべしとの示唆は、現代にも通用するでしょう。そのほか、全体の構成がやや体系に欠けるきらいがあるものの、本書自体が細切れの思考を組み合せるというカード式思考法の実践であるようにも思われました。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
3

ちいたま
著者の研究者としての経験をもとに、知的生産活動全般をより能率的に行う方法を示唆しています。京大式カード発祥の書であり、思考整理の古典的名著です。他方、当時は情報機器が皆無で、一般用タイプライターは仮名文字しか入力できないなど、かなり隔世の感もあります。もっとも、タイプライターの制約ゆえに仮名文字のみでも分かりやすく作文すべしとの示唆は、現代にも通用するでしょう。そのほか、全体の構成がやや体系に欠けるきらいがあるものの、本書自体が細切れの思考を組み合せるというカード式思考法の実践であるようにも思われました。
が「ナイス!」と言っています。
ちいたま
民事法の見地から、明治以来の近代法整備と対照的に人々の心理に根強く残る前近代的意識に焦点を当てる試みです。規範と事実とを峻別する法運用は、当為と存在とを峻別する西洋思想に由来するものであり、他方、日本の伝統的な考え方では、あらゆる事物が曖昧に融合することが基本とされ、それゆえに規範が事実に引きずられることが、むしろ予定調和的であったようです。今なお、法学といえば法解釈学であり、また訴訟が敬遠され調停が好まれるなどの事情は当時と大差なく、その淵源はこの「曖昧さ」を軸とする思想に見出されるように思われます。
が「ナイス!」と言っています。
ちいたま
インド・ヨーロッパ語族と日本語との比較をメインに、言語の根本的な違いを洗い出す試みです。異なるルーツを有する言語は、根源から異なる構造を有しているのであり、本来簡単に置換可能なものではないと本書は説きます。ことに、日本語と英語は大幅に異なる構造を有するにもかかわらず、英語が日本人の生活にあまりにも馴染みすぎたことで、違いが見過ごされている節がありそうです。しかし、母語の構造は人々の思考そのものであり、注意深く観察すれば、日本語と英語の違いは、構造主義の最も身近で顕著な例であるようにも思われます。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/06/18(378日経過)
記録初日
2012/08/15(4337日経過)
読んだ本
97冊(1日平均0.02冊)
読んだページ
24199ページ(1日平均5ページ)
感想・レビュー
54件(投稿率55.7%)
本棚
0棚
URL/ブログ
https://twitter.com/fake_from_truth
自己紹介

自分の書いた感想を読み返してみると、なんだかChatGPTで書いた文章みたいですね。もちろんChatGPTではないのですが。

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