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2024年10月の読書メーターまとめ

またいち
読んだ本
4
読んだページ
963ページ
感想・レビュー
4
ナイス
10ナイス

2024年10月に読んだ本
4

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

またいち
宗教のあり方についての総論の後、世界の主要な宗教についての各論を述べるという構成です。総論編では、宗教的営みを「薄い宗教」「濃い宗教」に分け、両者の相互補完的関係を説きます。また、外形重視型と内心重視型の宗教に分類し、各論にも接続する議論を展開します。各論編では、世界と日本の宗教に触れ、各々が融合しながら発展してきた歴史を説きます。ヒンドゥー教、儒教、道教などを見るに、宗教と思想との境界は曖昧であり、日本的「無宗教」にも一種の宗教性が見られるようです。軽快な筆致ながらも、厚みのある視点を得られる書です。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
4

またいち
1頁論説・1頁図説の見開き構成で、多様なテーマをコンパクトに解説した「観光学」の入門書です。国鉄およびJR東海で長年にわたり観光振興に取り組んできた著者が、「観光」概念をより積極的に捉えなおし、多分野が相互に協力した新しい観光の地盤づくりを提案しています。2018年の刊行であり、観光産業にとって大きな転機となったコロナ禍より前の書ではあるものの、コロナ禍が明けた今、当時と同様の観光政策が打ち出され、また目指すべき方向や解決すべき課題も軌を一にすることから、決して古い内容の書とはいえないように思われます。
またいち
宗教のあり方についての総論の後、世界の主要な宗教についての各論を述べるという構成です。総論編では、宗教的営みを「薄い宗教」「濃い宗教」に分け、両者の相互補完的関係を説きます。また、外形重視型と内心重視型の宗教に分類し、各論にも接続する議論を展開します。各論編では、世界と日本の宗教に触れ、各々が融合しながら発展してきた歴史を説きます。ヒンドゥー教、儒教、道教などを見るに、宗教と思想との境界は曖昧であり、日本的「無宗教」にも一種の宗教性が見られるようです。軽快な筆致ながらも、厚みのある視点を得られる書です。
が「ナイス!」と言っています。
またいち
歴史・民俗・医学・文学など、多岐にわたる分野から日本の温泉を掘り下げる書です。全国津々浦々に温泉がある日本では、古くから人々の生活と温泉が密接に関わりを持ち、単なる入浴の範囲を超え、長い時間をかけて様々な用法や文化が派生してきました。実生活に根差した温泉概念は、今でも少なからず命脈を保っています。まさに、温泉を知ることは日本を知ることにほかなりません。タイトルの通り、温泉には単に浸かるだけでなく、読んで学ぶ楽しみがあり、後者によってより奥深い楽しみ方が可能となるでしょう。
またいち
日本人にとって異文化であるワイン文化について、文化人類学的考察を試みる書です。銘柄など、ワイン自体の知識については控えめであり、ワインに詳しくなれる書ではありません。もっとも、そのような形式的なスノビズムは、ワイン文化本来の姿ではなく、実生活とワインとの関係という大きな枠で捉えることが、文化としてのワインの実態に近づく手掛かりとなるでしょう。本書は、清酒とワインの違いや、和食とワイン文化圏の食文化の違いといった、日本人の視点から見た異文化性を示すことで、ワイン文化の実態を探ることを容易にしています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/06/18(524日経過)
記録初日
2012/08/15(4483日経過)
読んだ本
111冊(1日平均0.02冊)
読んだページ
27661ページ(1日平均6ページ)
感想・レビュー
68件(投稿率61.3%)
本棚
0棚
URL/ブログ
https://twitter.com/fake_from_truth
自己紹介

自分の書いた感想を読み返してみると、なんだかChatGPTで書いた文章みたいですね。もちろんChatGPTではないのですが。

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