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のれん
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のれん
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ネタバレ【酷評】 偉人(英雄)のキャラ性を存分に発揮するのは彼らが実在した世界ではない方がよい。今作では異世界や現代ではなく、世界線が違う架空の明治時代が舞台。 しかし今作ではキャラ性がしっくりこない。漱石が拳銃もって個人主義の反政府組織団長やってるのは良いが、物語上漱石が受動的でぶつ切り展開が多い。 作者はとても真面目な人なのか寺田虎彦や正岡子規といった定番から野口英世、藤田五郎などの色物にも丁寧な小ネタがある。だが情景描写が薄く、心情台詞をそのまま語るため文を読み取る余地がない。なんとも薄味。(1/2)
のれん

あと今作の世界観が一番分からない。架空史だが、おおむね大日本帝国の歴史をたどっている。しかし、社会主義者たちが大逆事件で投獄される傍ら、文豪たちが反政府組織つくって政府と講和するほどの戦力や能力がなぜ文豪側にあるのか。拳銃を組み立てる決闘とかいう80年代ガンマンスタイルな戦い方をなぜするのか分からなかった。 この世界の偉人どうなってんだ。絶対出てくる福沢諭吉と渋沢栄一はどんな攻撃してくるのか分からないが、それを読むまで私の思考が追い付かないので読むのは諦める。淡々さが読みづらい作品だった。(2/2)

02/22 01:32
  • 辺野錠
  • かなで
  • かんけー
  • kid
  • オセロ
  • ごはんたべたい
  • ばたやん@かみがた
  • 日坂愛衣
0255文字
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のれん
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読書データ

プロフィール

登録日
2017/02/06(2973日経過)
記録初日
2017/02/06(2973日経過)
読んだ本
2884冊(1日平均0.97冊)
読んだページ
822386ページ(1日平均276ページ)
感想・レビュー
2792件(投稿率96.8%)
本棚
1棚
性別
自己紹介

静かにゆっくりラノベやら娯楽小説を読むのをモットーとしております。

たまに変な方向に走ることもあるけれど、大抵趣味だから仕方ない

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