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2024年10月の読書メーターまとめ

のれん
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感想・レビュー
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ナイス
609ナイス

2024年10月に読んだ本
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2024年10月のお気に入られ登録
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  • pan pan
  • 端切紋四郎
  • ゆうくま🐻🧸🧸🧸ʕ•ᴥ•ʔ

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

のれん
ネタバレ1巻でキレイに収束していた。 感情が薄いとか上位存在だとか、御託は並べてたけど結局のところ彼女が一番涙もろい優しい人間性があったのではないか。素晴らしい相手が長生きしてほしい、死んでほしくないと思うことのどこが悪いのか。でも彼女に見初められるぐらい立派な存在は死を厭わないし道理を受け入れる度量がある。 彼女はまた会える相手が欲しかった。そんな有り得ない夢を男は叶えた。ラストは急に生えてきた無茶苦茶なハッピーエンドだったが、作者の作風を考えたら仕方ない。愛する者が一番強いのは最早変えられない宿命なのだ。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

のれん

『宇宙飛行士オモン・ラー』『ジョニーは戦場に行った』など海外文学が強い月だった。翻訳ならではの日本語にはない断定と空虚さ。無理とわかっても真似したくなるのはご愛敬。2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:34冊 読んだページ数:8978ページ ナイス数:721ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/743521/summary/monthly/2024/9

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2024年10月の感想・レビュー一覧
34

のれん
ネタバレアマチュア作家が描くSF短編集。 発想と展開に無限の寂寥感を覚える。変異速度が早ければまったく交わらずとも同じ姿かたちに行き着くことは、答えの決まったレポートを提出して好奇心を殺したまま就職することに似ている。 人間の想像力は現実の写しにすぎないし、人類の英知は知覚すらできない種族の足替わりにすぎない。リスクの最小化と幸運の最大化を求めれば自由意思はなくなり、人間性は機械が完全再現し、人間の自由意思は自らの英知を破壊することでしか表現できない。(1/2)
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のれん
ネタバレ【酷評】SFというよりは予算が削られた配信限定ハリウッド映画のよう。 初の月面探査の歴史は存在しないという件は背景になり、そこに挟まる政治劇と思想は一切登場しない。ロシアは都合のいい敵になり(現実で冷戦時のような仮想敵として丁度良くなっていることを加味しても)、展開や推理劇の穴を埋めてくれている。 トラブルが大きくなり、偉大な飛行士たちが死を選んでいく展開は王道ではあるが、さすがに予想がつきやすい。密室空間で疑心暗鬼が募っていった『エイリアン』の偉大さが分かる。(1/2)
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のれん
ネタバレ「牡牛と槍」はコルム全6作で最もよかった。無理難題と癖のあるトリッキーたちとの契約、友情の片鱗、選ばれし武器との出会い、仇敵の登場、頂上の獣との語り……アイテムやキャラも『トーイン』ご本家をモチーフにしているのが素晴らしい。ただ今回の3部作は預言とその回収がやや雑だったかもしれない。神話らしいが女王視点一つあればまた変わったかもしれない。自分のコピーなどフェイントは仕込ませていたが、二度と戻らなかった秘宝の語りや、最も仲良くなった友を失うくだりが一番印象深いせいでラストもインパクトが薄い。(1/2)
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のれん
ネタバレ英米ファンタジー小説の雄が描く20世紀ケルティックファンタジーの古典。古い作品だが、海外作品は明瞭な展開構成があり、作品の視点が主人公と重なっている点は今も昔も変わらない。 墜ちた神らしく浮世離れしていた主人公が、瞬時に家族も右目も左手も奪われて人間に覚醒する。復讐を誓ったり、恋して忘れたり、絶望でなにもかも投げ出したり、でもやっぱり許せないから戦う。失って弱くなったからこそ、自らの選択が輝く。強すぎる義手と義眼を返還して、自らの手ですべての仇を討つところが綺麗に締まっている。
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のれん
ネタバレベオウルフVS.アッティラ。今作一汚い構図ながら、最も熱いバトルだった。お下品バトルも一つのピークを迎えたといっていい。なぜならこの汚い笑いは、登場人物たちの真面目さに担保されていたのだから。リンの正体に関しても、皆動じずに助け合う所も良い。全員が魅力あり強い戦士たち。 だからこそ今回の表紙でもある姫が謎である。彼女の伝説は夫を殺した親族への復讐にある。その伝説をどう昇華するのか。今、ゲルマン神話解釈が最も熱い日本漫画であるといっても良いだろう。
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のれん
ネタバレ本作のジャンルは真の意味で『特撮パロディ』ではなかろうか。かつて特撮は人種差別から環境問題、オカルティズムから猟奇事件まで幅広い社会問題を戯画化し、怪人と無関心な大衆への恐怖を描いていた(今でも有名な神回は現実背景が濃い)。 今回の場合はコンプラ社会のいい加減さが中心。そんな腐った社会で弱者は自らを隠しながら戦う流れが愛おしい。主役も犯人もヒーロー/怪人への大人ならではの濁った憧憬を持っている。執着極まって捨てることのできない造形の拘りは、まさにエロティシズムの原点に違いない。(1/2)
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のれん
ネタバレ作者はベテランラノベ作家の雄だが、にしてもこの作風はプロである。真意を見つけていくキャラたちの別離を通して、確かに残る何かをもって勇者一行は世界を救う前の誰かに戻っていく。コンセプトから内容、流行に敏感な時代故、1巻で完結するのも見事。 しかし綺麗すぎるから物足りないのもまた事実。特に聖騎士やエルフなどもっと悲劇的にも喜劇的にも盛り上げれただろうに、アッサリ終わらせるのは作者としてもそんなに作る気自体起きなかったということだろうか。 まるでコース料理のオードブルだけ食べた気分。プロって難しい……
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のれん
ネタバレ反戦小説のような先入観で読んだが、全然違った。入れ替わる視点の過去のモチーフとして沖縄戦が使われているが、その本質は戦争ではない。奪う・奪われることに諦観している人の鬱屈した苛立ちにある。誰かに不幸を振られて阿鼻叫喚を喚いていると、その不幸が誰かに連鎖する。いつしか誰かに不幸を振りかける自分が当然になる。不幸が当たり前になってもその辛さだけは忘れることはできはしない。辛さを知らない子供だけが、タイトルの「苦悩は過ぎ去っていく」という意味を体現できるのだろうと、受け取れた。(1/2)
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のれん
ネタバレカントの友情論に興味を惹かれて読んだので、あまりの落差にひっくり返った。カントってこんなに自己愛の塊だったのか。 エゴイズムに耽溺して他者の反論を許さないのはまだ分かる。が、興味のない美術、友情、女性に対して社会にいながら拒絶し続ける。彼は不幸な生い立ち故、援助されることに屈辱を感じていたという。自立心が尖りすぎて、何かに寄りかかる事自体を嫌悪した。こんなロックな隠者が実在するのか。相反する尊敬と愛が両立する友情思想は、カントの欲しくもない観念的な思考からだったというのは、個人的に凹むぐらいにはショック。
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のれん
ネタバレ『ARMORED CORE』シリーズが人気な今こそ、傷痍軍人主人公によるロボティック作品は増えてほしい。今作は女性上位の学園ものに放り込まれた軍人主人公の軋轢がメインだが、その軋轢がそこまで深くなく、裏切り展開の前座になっていた。もっと主人公の歩兵とエリート航空兵の少女たちの隔絶感が欲しかった。 あとミリタリーものなら兵器登場による安心感はもっとほしかったかな。『シュバルツェスマーケン』ほどを要求はしないが、やはり理想はあれぐらいいってほしい。
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のれん
ネタバレ聖女ちゃんがメインヒロインかと思ったが、ここまでぶっ飛んでるならこのまま第3勢力とかで女王化してもいいかもな。カルトを扱ってる今作で、教団の聖女なんてイカれてないわけないのだ。 WEB版の云わば作り置きは今作までらしく、次巻以降は書きおろしとのこと。そのせいかラストには最初の妻のフラウの独白が描かれ、電子書籍限定版にはマルスの3人称での心情評価があった。 ヒロインたち全員に役割とイカれた個性がある。若干「双剣」が薄いかもだが、作者のヒロインは多分イカれてないと成り立たないっぽいので、これからが楽しみw
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のれん
ネタバレ今作『オーバーロード』に近い気がする。今作の場合はもっとコメディ寄りだが、武力と脅しで生きているかのように見せ、敵対勢力のはみ出し者を支援して乗っ取らせる巧妙さとかそれっぽい。 皆カルト教団の教えを自己流に取り込んで征服していく快感。 兵役免除に減税しまくりで、増えた負担分は侵略した貴族たちの財産没収と中間搾取撤廃で賄い、財貨の流通量を増やす。イギリスの理想ムーブみてぇのをしてるなぁ。 あと普通に子作りに励んでる台詞を挟むのは笑った。いや当然なんだがその辺スルーして子供だけだすもんかと(笑)
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のれん
ネタバレコメディとは聞いていたが『誰が勇者を殺したか』とはえらい違いで面食らった。勘違いでの成り上がりなのだが、マトモな人間があまりいなくて、その中である意味一番イカれてるのが主人公。モンスターを食らって武力だけで改革する姿に信奉者がついていく。みんなの期待に応えて、残忍で愚かな王様を演出する。いつしか「ゼロス」と呼ばれたカルト教団の長が彼の本質と呼ばれるようになる。『ファイトクラブ』をモチーフにした言われればこんな解釈もできるが、正直言われきゃ分からないw
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のれん
ネタバレ戦闘描写がぶつぎりで何やってるのかが分からないが、今作のモチーフになっている作品群を知っているなら、イメージは明確に伝わる。 ロボットアニメらしいシチュエーションを描きたい。不幸な生い立ち、巻き込まれ、友人兼ライバルの決闘、友達を助ける作戦、妙にドロドロした三角関係……ロボットアニメの様式美に対するパロディばかり。1年分を詰めこんだ感じなので、主人公の心情に置いてけぼりにされてしまうのが残念な所。あと死んだメインヒロインが限定復活するのはなぁ……いっそ彼女が宇宙人側の上位存在だったぐらいの味付け欲しい。
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のれん
ネタバレ遂に完結。 やはりライバルにして親友たるアダイとの再会を焦らしたのが今作が停滞した原因だろうか。現代で無双しながら、過去の栄光と悔恨だけを募らせる彼が一番キャラ立っていたからこそ、主人公との対立構図を目立たせるべきだった。 側近キャラもアダイのサブに回っていたら輝いたかもしれない。今巻では終盤まで主人公が戦わず周囲の前哨戦が描かれたり、最後の戦術も薄味で納得感が弱かったりしたのも、今作のポテンシャルを引き出せていなかったのではと感じてしまう要因になっている。(1/2)
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のれん
ネタバレ今作はネットで広がったネタは絶対に拾うという精神でやってる感じがする。ラオウの1人称とか普通に読んでたら大体スルーするからな、多分。 ビックリ小道具は今回はなかったが最後に映画化をぶち上げてきたのは面白い。今作って80年代日本を舞台にしているから、80年代って角川映画中心にエログロ系が爆発してた時期。映画予算も火薬中心に練り上げられていた頃。当時を見ると演技法が大分違う上、セット感があってチープなのだが、役者の目力が濃いんだよな。 北斗の拳の実写も映えるだろうが、それは昭和だから受けるのかもしれない。
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のれん
ネタバレ意外とストーリーものが多く、コントというよりはショートギャグマンガに落ち着いていた。やっぱ漫画だとこの形式がやりやすいのかな。でも天丼ネタも似たようなコマが連続しがちなので、漫画的には難しくYoutubeでやっていたようなネタは薄くなりがちだ。最後は割とストーリーメインでやってたし。 ギャグマンガってシリアス挟まないとぶっ壊れるって言うが、どうなることやら。新キャラ投入したり、ネタは広く作れそうだが……
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のれん
ネタバレ勇魚ちゃんが毒牙にかかってしまった……! やってることが18禁漫画のソレで、まぁ笑ってしまったが、その後普通に観戦してるのがジワジワくる。いやまぁ嘘ついてたり、監視役も微妙にポンコツなので危ない線は渡ったままだが。 中国武術というはフィクションだとなんでもありになってしまってるが、今作にはトンチキな理屈を兼ねてほしい所。とか言ってたら獣人出てきちゃった。いや悪魔いるから別にいいんだけど、ズルいよそれw
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のれん
ネタバレあまり読まないレーベルだったが、かなりポップな文体。角川文庫全体がこんな感じなんだろうか。 表紙の絵柄とマッチしたミステリアスな解剖医(法医学医)の真意が最後まで見えそうで見えないのが良かった。主人公の霊能力(?)の作品での役立ち感が薄く、この設定の必要性が薄かったが、彼女と引き合う道具としてまだ役立つのだろうか(続刊もあるようだし)。 全体的にライトミステリで解剖描写含め表現が軽めだったが、医者という立場から見ると死体ってこれぐらい軽く見えてるんだろうか。解剖医のなり手が少ないのも納得(笑)
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のれん
ネタバレ買うまで気づいてなかったが、この作者の文章は非常に特徴的なので序盤であ、と気づかされた。 現実感がない飛躍した論理と、そのままつきすすむ浮遊感。どうあれ唯一無二の文章というのは武器だろう。 内容としては「愛」と「自己」の純正を問う、非常に好き嫌いの別れるいつもの作風だった。ただ今作はそれを戯画的に描いて滑稽さを入れているように思える。 誰もが完璧な愛を求めている。それをどう偽るかに個性が出るのではないか。アミーゴ君の内面描写がなかったのが惜しい。昔は好きではなかったが私の許容範囲が広がったといえるのかな。
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のれん
ネタバレラノベ作家のWEB小説(カクヨムとのこと)の自費出版。最近は出版社が経営している電子書籍サイトも多く、こういった電子のみの出版も目立ってきた。 個人的には選択肢が増えることは良い傾向だと思う。編集者がいらない作家も多いだろうし。 が、本作の内容だけでみると冷血騎士団長がまったく冷血である描写がないことや、ロマンスとしてフックが弱すぎる点など、ファンタジーラブコメとして薄さを痛感せざるを得ない。 表紙の雰囲気から外れることはないので、マーケティング的には問題ないのだが……
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のれん
ネタバレSFは未来の超科学を描くのと同時に、世界にどのような影響を与えるかというポリティカルフィクションも重要視されることが多い。 著者は『ガンダム』、『ヤマト』、『マクロス』シリーズの初代から新作だけでなく、現代SF作品も網羅的にとりあげており、80年代からの日本SFアニメで如何に政治劇が重要なファクターとして描かれているかを解説する。 むろんそのリアリティはリアルではないことは再三強調しているのは学者としての線引きなのだろう。(1/3)
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のれん
ネタバレ個人的に今まで会ってきた知り合いで積ん読をしているという方は大学在籍者以外いない。少なくともアカデミアではない一般労働者で積ん読に肯定的な人は少ないし、私も恥ずかしいと思ってしまう側だ。本著で紹介されている方は翻訳家、批評家、作家と文章で稼いでいる方々なので、そういった方々は少数派のよう。だが興味が広がり小説以外にも手を出すようになると、平積みしたり、本棚が足りないという話は親近感が沸いた。(1/2)
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のれん
ネタバレ前作主人公とヒロインたちとのつながりの変化が描かれていないと思ったが、キャラ関係の変化はヒロイン同士でやるのは予想外だった。てか、因縁ありすぎやん。これで互いにほぼ面識なしという設定はもったいない気さえする。そして、かつての居場所から排斥され絶望していた少女たちをどうやって主人公が救ったのかがイマイチ不明のまま。会話しながら女性の髪をすく、ねっとり描写はあるのに(笑) 主人公との関係からキャラが説明されているのに、肝心の主人公が描かれないのは、プレイヤー=主人公のソシャゲとかに近いものがある。(1/2)
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のれん
ネタバレ本作はアカウントと個人情報の提供ができない、という前提があることで成り立っているわけだが、そのうえで額面通りに受け取れない登場人物たちが勝手に自己完結してるのが面白い。 こういう言い訳考えてるだろ、で終わらせるから(実際そう言い訳するだろうが)個人情報取得しようとしたの自衛隊だけやん。もっとドンパチする前に相手を知ろうとしろよ。これが大手が固定化しつつも、業界を席巻する覇者がいなくて、半ば村社会化するせいなのか。う~ん、メーカーの縮図だ。(1/2)
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のれん
ネタバレ前回兄妹をそろい踏みする展開からどうするのか、と思ったが兄妹の別れを描くとは。これは因縁のあるサブキャラだからこそできた味。 まさかあのぶっ飛び学校のキャラが大人になっていく過程を見ると感慨深い物すらある。最早新婚家庭みたいになってるし(笑) そして新キャラ集団、というか先生の身内。敵集団の目的がどう主人公たちと敵対するのかがカギだろう。 なんかバカなギミックでバトル!って感じにするのも惜しい気がする。もしや、私は一人の漫画家の作風が転換する瀬戸際を見ているのかもしれない。
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のれん
ネタバレ長身女性というと日本人では160㎝以上の女性を広く指してもさして違和感はない。 しかし、妄想を形にするなら180後半から190ぐらいの見上げるほどの高身長女性と付き合ってみたい。もっというならステータスがあったり、外国人だったり、社長だったりと、マッシブな女性に立ち向かい認めてもらいたい。 多様な趣味の中、自分とマッチする作品をピンポイントで探すのは難しい。だからこそストレートに来る性癖に心地よさを覚えた。 隠語が発達しまくっている昨今の官能小説界で、素直で勢いのある文章だったのも好印象。
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のれん
ネタバレ1960年代に発表された論考であるため、論文の選考や主要な論説が今とかなり違うことが目を引く。現在では東国武士は少なくとも下級貴族たちとのつながりは深くあることから、義仲も頼朝もやり口は平家と同じだったという説が主流だ。『源平盛衰記』や『尊卑文脈』の記述は採用しないことが多いし、そういった意味で本著はかなり物語性が強い。 しかし、本著は逆に著者の感想を交えて、あえて義仲の憎めない「野生児」さを評価している。(1/2)
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のれん
ネタバレすげぇ詰め込み具合。 空中庭園国家という世界観の説明からそれをひっくり返す流れを1巻で完結している。しかも作中最大の黒幕は姿さえ現さず、プロローグ感さえ感じる引き。 壮大なのは結構だが、ちょっと張り切りすぎている感覚。ハルトなど主要人物の底が見えなかったのも序章感が強かった。サラの役割も集中しすぎなきらいがある。シナリオライターというのは展開力は分かるが、媒体の密度を分かってほしい。これ2~3巻ぐらいに分散できるって。
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のれん
ネタバレ表紙のバカンス主人公参加してないせいで、ほとんど描写されないんだが!? 兵器消耗品の貿易など、今回も外交中心で、デフォルメしながらも真面目な国家関係が描かれているのは好印象。勇者の存在はネックでありながらも、敵対する運命からは逃れられないといった構図なのは仕方ない所だがやるせない。お互いが防衛という意識を持つからこそ軍備が増強され、戦意へと繋がっていく。古今東西やめられない悪循環だ。まったく変わらない現実で生きるからこそ、魅力ある展開である。
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のれん
ネタバレ1巻でキレイに収束していた。 感情が薄いとか上位存在だとか、御託は並べてたけど結局のところ彼女が一番涙もろい優しい人間性があったのではないか。素晴らしい相手が長生きしてほしい、死んでほしくないと思うことのどこが悪いのか。でも彼女に見初められるぐらい立派な存在は死を厭わないし道理を受け入れる度量がある。 彼女はまた会える相手が欲しかった。そんな有り得ない夢を男は叶えた。ラストは急に生えてきた無茶苦茶なハッピーエンドだったが、作者の作風を考えたら仕方ない。愛する者が一番強いのは最早変えられない宿命なのだ。
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のれん
ネタバレ意外とクラスメイトバレは早かった。が、ちゃんと夏祭りという見せ場に使ってきたのは流石の一言。 恋仲になった後に出てきたちょっかい出してくる女子に、見せつける圧倒的正妻の貫録。ラブコメ漫画として王道にして、不純な美しさの見本。 今作がジャンプ漫画でないなら、匂わせの描写ぐらいはしそうなもんだが、健全一筋を貫く今作はそこはきっちり断りは入れる。いやしかし、熱くお互いが求めるなら、これは学生とはいえ不完全燃焼では。部活とか勉強とかと同じぐらい大事なことなんやけど、私の恋愛経験の薄さから答えが出ない(笑)
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のれん
ネタバレ今度は『ジュマンジ』か。今作の元ネタはリメイク発表も考えて作ってるのだが、如何せん古い感覚がある。ムー自体時代を感じるというのもあるのだが。 やけにキャラが濃い警察官とセルポ六郎。特に作中初宇宙人にして下ネタ筆頭だったコイツと手を組むのはむず痒い物がある。基本有能だし便利だから余計(笑) てか金玉触ったら霊感出てくるのか。あれあれば、宇宙人に地球人全員対応できるんじゃ……オカルンの金玉すげぇ。
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のれん
ネタバレ探偵フォーマットが面白い。犯人は基本保守的やら利己的な動機を抱えているのだが、その悪人を断罪する愉悦さに主人公がどっぷり漬かっている。彼女は常に他者に劣等感を感じるが故、自分が見下せる相手を欲しているのだ。この状態で治すでもなく、劣等感を感じずに済む素直な男との恋愛が肯定されている。この凹凸感が新鮮で尖っている。 作中人物も意図的に完璧でない所を力を入れて描写している。が、煙草ネタなどちょっと平成初期っぽい推理だったのが時代を感じる。基本電子の令和の推理は難しいとは思うのだが……
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/02/06(2846日経過)
記録初日
2017/02/06(2846日経過)
読んだ本
2712冊(1日平均0.95冊)
読んだページ
772247ページ(1日平均271ページ)
感想・レビュー
2620件(投稿率96.6%)
本棚
1棚
性別
自己紹介

静かにゆっくりラノベやら娯楽小説を読むのをモットーとしております。

たまに変な方向に走ることもあるけれど、大抵趣味だから仕方ない

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