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Ayako Moroi
さんの感想・レビュー

Ayako  Moroi
新着
養女迎えをきっかけに幼少時の回想を綴る故園、その続編ともいえる天授の子。古典文学作品の評論ともいえる東海道では、川端の古典文学への造詣の深さがわかる(伊勢大輔は若い女房ということしか訂正するところがない)。今読むと、両親を亡くして祖父母に育てられ、祖父母が死んで伯父のもとに行くことになる(川端)、両親の離婚で、姉2人は父に、自分は母に引き取られ、さらに別の夫婦の養女となる(川端の養女・政子)、結婚して子どもを生んだが、母親に子どもを預けて再婚(政子の上の姉)、などなど、戦前の「家族」の流動性が興味深い。
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Ayako Moroi
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/08/24(4225日経過)
記録初日
2013/07/25(4255日経過)
読んだ本
549冊(1日平均0.13冊)
読んだページ
138371ページ(1日平均32ページ)
感想・レビュー
361件(投稿率65.8%)
本棚
0棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
https://www.facebook.com/ayako.moroi.3
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