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けいたりお
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ネタバレNHKでドラマになったのを見て興味がわき読んでみたが、とても面白かった。特に良いと感じたのは『心理試験』だ。最初の方からだんだん読んでみると、乱歩は巧妙な犯罪の手口と人間の感覚、特に人間の視覚というものについて興味があるのだなと感じた。例えば『D坂』や『心理試験』もそうだが、特に後半の『鏡地獄』や『芋虫』などは視覚に重きを置いていることを感じた。現代ミステリーのトリックの基幹基礎を見ているような感覚がしてとても楽しめる、ミステリー好きでまだ読んでいない人にはお勧めの一冊であろう。
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けいたりお
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ネタバレ再読。ネタが分かった上で読んでもこの作品は核心となる考え方がしっかりしているから面白く読めた。人間が元来虐殺の器官をもった存在であり、みなそれから必死に目をそらそうとしているんだなと思ったときはとても楽しかったし、そこから思考を膨らませるのが楽しくって仕方がない。言語や良心なども人間の『進化』の結果生じた『器官』にすぎないという話もお気に入りの一つ。あとがきにもあったが以外にも主人公の成長(?)物語と見て取れるところも面白いところだなと思った。
0255文字
けいたりお
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ネタバレ素晴らしい作品だった。淳吾と花の普通に考えれば禁忌ともいえるような関係を外から、そして中から圧倒的な描写力で描き切ってくれた作品だった。面白いなと思ったのはこの二人の関係は羨むべきものではないのだけれど、この二人の結びつきの強さをここまで見せつけられると、羨ましいと思ってしまうところだろうか。久しぶりに読み終わって心に穴をあけられたような感じがした。それは解説にもある通り淳吾の心理描写があえてないからなのかもしれない。桜庭一樹の描写力あってこその屈指の名作だと思った。表紙の絵が答えなんだなあ。
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けいたりお
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ネタバレ面白かった。最後にあったあの二転三転と翻弄されるところは、さすがだなと思った。確かにこれはえぐかった。食前には絶対に読みたくはない。しかもそれがアツコの供述という形になっている分、よりリアルに想像できて始めはかなり怖かった印象がある。しかし、ストーリーに導かれて読み進めていくと、だんだんとその描写に驚かなくなっていってしまうところもこの本のいいところだと思う。被害者が犯人に似てくるという話は聞いたことがあったが、もしこの事件でそうなら本当に救いがないなと思った。『ケモノ』が身近に潜んでいると思うと怖い。
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けいたりお
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面白かった。ザ・ワンが語りだしてからの部分を何回も読み返してしまったため結構な時間がかかったのが少し残念といったところか。ヒトにのみ魂があるからヒトだけが生き返るのだと信じる人間とそれに疑問を持ち一つの菌株という答えにたどり着いたザ・ワン、私はザ・ワンはヒトよりも人間っぽいなと感じた。そして、この本で出てきた人の魂に関する考え方は、新しかったものであり、ハーモニーのようでもあり、また私に新しい価値観や物の見方を醸造してくれて、伊藤計劃の考えた本って本当にすごいなと改めて感じた。
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けいたりお
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ネタバレ再読。こちらもとっても面白かった。上巻でハスミンの異常な行動にさえ痛快さを感じていたし、銃に人格が宿ってくるシーンなど私のお気に入りだが、下巻は衝撃的過ぎて痛快さは感じることはあまりないと思う。だが読者は心のどこかでハスミンを応援してしまう。そんな自分、つまり『悪』の部分の自分、を引き出してくれるのがこの小説なのだと私は信じている。最後に、あとがきあたりでも三池監督が言っていたが、この蓮実という主人公はヒトの理性に抑制された欲望の体現者だからこそ、人々を導いていくかのような魅力があるのかなと思った。
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けいたりお
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ネタバレとある事情により再読。やっぱり面白い。最初の方はかっこよくて何でもできる蓮実先生が様々な問題を解決していくような物語にみえて痛快小説のような痛快感を感じさせるのがミソ。読み進めていくにつれ、主人公ハスミンはだんだんと異常な面を見せ始めるのだが、それでもハスミンのやることには痛快感がついて回る。理性で悪いことをしているとわかっていても面白さを感じてしまう。やっぱりこの本は面白い。
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けいたりお
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ネタバレ面白い、それに猟奇的な話も多く少しだけ私好み。いろんな人の勧めでこの本を読んだが、評判通りの面白さだった。それぞれの話は一応バベルの会というキーワードによって薄く繋がれているがほとんど独立しているといっていいだろう。どれもミステリーだが殺人の動機に驚かされたのが『身内に不幸がありまして』と『山荘秘聞』だったと思う。『玉野五十鈴の戯れ』にも結構驚かされた。それぞれの話の犯人にはみんなどす黒いところがあって魅力的だし、作中に出て来た本を読みたくなったなぁ。『始めちょろちょろ中ぽっぽ。赤子泣いてもふた取るな♪』
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読んだ本
211

読んでる本
10

積読本
137

読みたい本
190

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/11/13(4552日経過)
記録初日
2012/06/05(4713日経過)
読んだ本
211冊(1日平均0.04冊)
読んだページ
58845ページ(1日平均12ページ)
感想・レビュー
208件(投稿率98.6%)
本棚
3棚
性別
自己紹介

受験が終わって読メ復活できました。ミステリーというかダークな感じの本を好む傾向にあります。今後はSFを多めに読んでいきたいなと思っています。
好きな作家:京極夏彦・伊藤計劃・川上稔
好きな小説:『魍魎の匣』 著・京極夏彦
        『虐殺器官』 著・伊藤計劃
        『私の男』  著・桜庭一樹
        『月と蟹』   著・道尾秀介
好きなキャラ:座敷童(『ホリック』)
         鈴木佳奈(『大図書館の羊飼い』)
         初咲雛乃(『プリズムリコレクション』)
         笹原野々花(『ガールフレンド(仮)』)

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