読書記録はずいぶんと前からやっている。
以前はその年の手帳に書き留めていた。年に50冊くらいを読むが、その7割は仕事関係の専門書だった。
たまに文芸書を買ってはみるが半分は積ん読になった。
それが、退職を機に毎日好きなだけ「自分の時間」が過ごせるようになった。とりあえずその積ん読の山から手をつけてるが、手帳も買わなくなってしまったから記録はどうしようと思案してたところ、このサイトと出会った。
運営にはそれなりの経費がかかっているはずだが、無料で使える不思議。投稿者のコメントを見ると、本の紹介をするものが多いから、書籍販売に一役買っているのかもしれない。どうなんだろう。
で、そのコメント欄に何を書くかだが・・・
自分なりにその本の紹介をしてもいいのだが、既に誰かが投稿していて、似たり寄ったりで大して違わない。同感!と思ったら「いいね」ボタンを押しちゃう。巻末の「解説」読んだら尚更で、文筆のプロが鮮やかに解説してみせているから私ごときの出番はない。素人が何をかいわんだ。
二番煎じ、三番煎じじゃ投稿する意味がない、と気づいて自分のことを書くことにしている。そんな自分の一文に「いいね」をつけてくれる人がいて励みになる。書くことは頭を使うからボケ防止としてできるだけこの欄を埋めるようにしている。
読書は、それを楽しむことにある(と思う)。
まずは内容を理解することに努める。
ノートに関係図を書いたり、調べたりもする。ネットがあるから手軽にできる。そうして思い付いたあれこれをコメント欄に書いている。
5~6冊を同時進行で読んでいる。
嵌れば一気読みしてしまうこともあるが、連続ドラマのようにここまでと決めて読んでいる。1冊を1日2日で読んでしまうのは、作家さんに失礼だと思っている。
取材しプロットを立て、編集者とのやりとりを通し時間をかけて書き上げた作品である。そうして生み出された「我が子」ともいうべき作品を読者は愛おしく読まなければいけない、と(勝手に)思っているからちょっとずつとなって、数冊を同時進行で読んでいるのだ。
もちろん、その読み方には弊害があって、日を開けてしまうとわけがわからなくなっている。話の設定を確認する手間が生じる。だから、学生の頃の勉強のようにノートを用意してメモを取りながら読んでいる。
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