marty@もぶおん学
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現在のドイツの領域を中心として850年に渡って存続した神聖ローマ帝国。実像の掴みにくいこの歴史上の帝国の全貌が解説される。叙任権闘争や三十年戦争、ウェストファリア条約など、欧州史のメルクマールとなったこれらの事象の意味を知るためには、神聖ローマ帝国という政治体がどのような国制であったのか、その国制の中で皇帝や諸侯たちがいかなる思惑を持って行動していたかの理解が欠かせないと感じた。ドイツ国民国家にも、あるいは現在のEUの形成史にも無理に引き付けることなく、等身大の神聖ローマ帝国を描き出す堅実な作品である。

神聖ローマ帝国-「弱体なる大国」の実像 (中公新書 2801)山本文彦

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コメント(1)2024/06/16

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36お気に入られ 2月の読書メーターまとめ

登録日

2014/06/15（3940日経過）

記録初日

2014/07/27（3898日経過）

読んだ本

335冊（1日平均0.09冊)

読んだページ

124182ページ（1日平均31ページ）

感想・レビュー

335件（投稿率100.0%）

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