「下級官吏アリ・ルザーの妻ズベイデが、息子ムスタファを産んだのは、(中略)ルザー家のクルアーンは失われてしまった」(p.21)とあって後のムスタファ・ケマルの姓はルザーなのかと思いきや、「当時のオスマン帝国の人々は姓を持たないのが一般的」(p.34)とあり、オスマン帝国史の常識なのかもしれないが、できれば冒頭にこの説明がほしかった。そして、やはりトルコ系の人々の名前は馴染みが薄いので、その点読んでいて難儀だった。
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「下級官吏アリ・ルザーの妻ズベイデが、息子ムスタファを産んだのは、(中略)ルザー家のクルアーンは失われてしまった」(p.21)とあって後のムスタファ・ケマルの姓はルザーなのかと思いきや、「当時のオスマン帝国の人々は姓を持たないのが一般的」(p.34)とあり、オスマン帝国史の常識なのかもしれないが、できれば冒頭にこの説明がほしかった。そして、やはりトルコ系の人々の名前は馴染みが薄いので、その点読んでいて難儀だった。