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弱者救済を教義の根幹に据えるキリスト教。ラテンアメリカの貧民街において、その信仰は左翼的政治運動へと接近する。貧困にあえぐ人々の救済に尽力する司祭たちは、やがてこの社会構造自体に内在する搾取という「悪」と対峙することになり、そんな「悪」との闘争は否が応でも政治運動の様相を呈していく。キリストは我々を罪から解放する。後進国に必要なのは「発展」ではなく「解放」なのだ。貧者を解放する闘争としての宗教活動。心の問題であるはずの信仰が、圧倒的現実を前になす術を失い、現状変更へと舵を切るとき、教義はマニフェストとなる
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読書データ

プロフィール

登録日
2013/10/26(4105日経過)
記録初日
2012/01/15(4755日経過)
読んだ本
531冊(1日平均0.11冊)
読んだページ
158920ページ(1日平均33ページ)
感想・レビュー
281件(投稿率52.9%)
本棚
0棚
性別
年齢
42歳
血液型
O型
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