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「猟師のおじさん」と出会い「野生の肉」をもらうようになった著者は、やがて猟に同行し写真を撮り始める。生き物を殺し、加工し、食べる。それは本来、人間が生きるためには避けることができないはずの営みだ。しかし、いつしか私たちはその仕事を他者に委託し、殺生を隠蔽してしまった。死を遠ざけた社会では生の苛酷さを軽減できる。だがそれは同時に、生の切実さをも軽減してしまう。「食べ物があふれてる世の中で、こいつを殺して食べる理由が見つからない」という著者の息子の言葉は、命のやり取りを失った私たちの姿を率直にあらわしている。
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読書データ

プロフィール

登録日
2013/10/26(4105日経過)
記録初日
2012/01/15(4755日経過)
読んだ本
531冊(1日平均0.11冊)
読んだページ
158920ページ(1日平均33ページ)
感想・レビュー
281件(投稿率52.9%)
本棚
0棚
性別
年齢
42歳
血液型
O型
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