難しいながらも、何回も接していく他はない。それにしても形相因と目的因の紙一重さ(家であれば、前者は「風雨から身を守るもの」、後者は「風雨から身を守るため」)は、率直に面白い。 読後に、人類学と民俗学の霊魂研究にて、前者に二元論的な向きを、後者に一元論的な向きを、それぞれ受けることを改めて思う。おそらく他の学問のジャンルにおいても、そうした向きの違いがあるだろう。 物事を捉える際に分かちすぎて考えがちと思った際には、振り返ってみたい導きの1冊である。
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難しいながらも、何回も接していく他はない。それにしても形相因と目的因の紙一重さ(家であれば、前者は「風雨から身を守るもの」、後者は「風雨から身を守るため」)は、率直に面白い。 読後に、人類学と民俗学の霊魂研究にて、前者に二元論的な向きを、後者に一元論的な向きを、それぞれ受けることを改めて思う。おそらく他の学問のジャンルにおいても、そうした向きの違いがあるだろう。 物事を捉える際に分かちすぎて考えがちと思った際には、振り返ってみたい導きの1冊である。