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ふみすむ
さんの感想・レビュー

ふみすむ
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帳尻合わせが一斉に行われるシステマチックな脚本だった。権力の座にあった老王は自分に媚びる娘の真意が見抜けなかったが、狂ってボケて嵐の中を徘徊して虚飾を剥奪されてからは三女コーディーリアの温情が理解できるようになる。身内にも見限られていく救いのない展開が続いた後に、コーディーリアの慈しみに触れるシーンは確かに劇場の席からすすり泣きが聞こえてくるのが想像できる名場面だろう。ラストでどんでん返しと怒涛の因果応報が用意されており、十分に舞台で見応えがありそうだった。これで四大悲劇の残りは『オセロー』だけだ。
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さんの最近の感想・レビュー

老人と海 (新潮文庫)

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ヘミングウェイ
初めて読んだが確かに名作だった。不漁続きの老人が沖に出て、若い頃の誇りを背負っ…続きを読む
デュマ『モンテ・クリスト伯』 2013年2月 (100分 de 名著)

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10年以上前にこの番組で『モンテ・クリスト伯』を知り、今年ようやく全巻読破した…続きを読む
モンテ・クリスト伯 7 (岩波文庫 赤 533-7)

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アレクサンドル デュマ
復讐劇とされているが、全てが計画通りに進む復讐劇とはならず、復讐する側の苦悩が…続きを読む
モンテ・クリスト伯 6 (岩波文庫 赤 533-6)

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アレクサンドル デュマ
第1巻から登場している人物が消えていく。最もむごたらしい復讐をされそうなターゲ…続きを読む
モンテ・クリスト伯 5 (岩波文庫 赤 533-5)

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アレクサンドル デュマ
復讐劇が完結に向かって走り出した。ヴィルフォール本人に危害が及ぶ前にヴィルフォ…続きを読む
モンテ・クリスト伯 4 (岩波文庫 赤 533-4)

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アレクサンドル デュマ
あと3巻も残っているが、すでに復讐相手3人のうち1人には「信号機」の誤報をもた…続きを読む

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/06/07(5043日経過)
記録初日
2011/06/08(5042日経過)
読んだ本
361冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
82011ページ(1日平均16ページ)
感想・レビュー
334件(投稿率92.5%)
本棚
35棚
性別
血液型
A型
職業
大学生
現住所
愛知県
自己紹介

仙人となった。

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