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菊田和弘
さんの感想・レビュー

菊田和弘
新着
ツナグとなった少年、歩美の両親の死の真相が明らかになったとき、この物語が全て腑に落ちたような深い感動に包まれました。いかに人は人を疑うか、いかに人の言うことと行動に距離があるか。死と生をツナグ者に与えられる掟もまた人の持つ厳粛さを思い出させてくれました。霧が晴れていく物語あり、死者と会うことで後悔を深める人もあり。様々な読みが可能で、この本自体がツナグなのだと感じました。だから売れ続けているのでしょう。ずっと。
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菊田和弘
さんの最近の感想・レビュー

詩集 いのちの芽 (岩波文庫 緑235-1)

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年始にふさわしい一冊になりました。ハンセン病の療養所で書かれた詩たち。特に志樹…続きを読む
火車 (新潮文庫)

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宮部 みゆき
友人に勧められて。借金への見方が嫌でも変わります。地獄へ至る道が描かれることで…続きを読む
死の森の犬たち (STAMP BOOKS)

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アンソニー・マゴーワン
原発事故によって野生化せざるを得なかった犬たちの物語であり、大事なものを失った…続きを読む
中空構造日本の深層-増補新版 (中公文庫 か 54-2)

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河合 隼雄
中が空であることの長所と短所が、古事記からヒントを得て描かれています。空がある…続きを読む
点子ちゃんとアントン (岩波少年文庫 60)

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エーリヒ ケストナー
先入観のない子供だからこそ、悪い奴に使われもし、偏見なしに人を見ることもできま…続きを読む
デミアン (岩波文庫 赤435-5)

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ヘルマン・ヘッセ
3度目の『デミアン』ですが、岩波版は初めて。こちらの方が丁寧で柔らかい印象。そ…続きを読む

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読書データ

プロフィール

登録日
2012/05/21(4661日経過)
記録初日
2006/01/13(6981日経過)
読んだ本
648冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
182315ページ(1日平均26ページ)
感想・レビュー
340件(投稿率52.5%)
本棚
1棚
性別
年齢
48歳
血液型
A型
URL/ブログ
http://blog.goo.ne.jp/kazuhiro-intensive/
自己紹介

書店員でランナーで小説家志望です。走って、読んで、聴いて、書いて。

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