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kankoto
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kankoto
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作品を読んでいると、ライ麦畑を思い出してしまう。夜の街を彷徨うエスターをホールデンに重ねてしまう。繊細な心の持ち主である事で彼らは傷つく。 ただホールデンには妹と言う大事なもの、支えがあったけれどエスターにはそれがない。精神科の医師に気持ちを依存してしまったり、あの、外出時の男性との出来事も痛ましい。 九章のペルー人のマルコとの一件もとても印象に残って残っている。理不尽な暴力の対象となる。 訳者小沢さんのあとがきを読み、シルヴィア・プラス自身のことを知ると余計にこの物語の痛み、そして美しさが増す。
0255文字
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kankoto
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読書データ

プロフィール

登録日
2011/01/10(5181日経過)
記録初日
2011/01/09(5182日経過)
読んだ本
422冊(1日平均0.08冊)
読んだページ
122697ページ(1日平均23ページ)
感想・レビュー
362件(投稿率85.8%)
本棚
80棚
性別
血液型
A型
職業
サービス業
現住所
長野県
自己紹介

だいぶんサボってしまいましたがせめて読んだ本の記録、買った本の記録として続けていこうと気持ちを新たにしました。
相変わらず積読本は増える一方。

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