しずかな午後
さんの感想・レビュー

新着

ネタバレなかなか面白かったけど、要素が多いなーというのが率直な感想。ゾロアスター教の蘊蓄も、ミスリードを誘う旧家の人間関係も、軽い叙述トリックの入った事件の因縁も、ぶっ飛んだ物理トリックも、全部がバラバラに存在しているから、解決編ではそれらを次々に捌いていくのに手一杯な印象。それにしても最後の「犯人が釣りの名人だったと」いうのが無茶な物理トリックを可能にしているのには笑ってしまった。ここだけリアリティラインがおかしい気がする（ダンガンロンパだったら「犯人は超高校級の釣り師だったんだ」となるところ）。

新装版白い家の殺人 (講談社文庫う 23-12)歌野晶午

本を登録

あらすじ・内容

ナイス ★20

コメント(1)2025/03/04

しずかな午後

しずかな午後

それにしても平均年齢が高い。第一の殺人が起きた後の11人（探偵と語り手をのぞく）の平均年齢を計算したら52歳だった。登場人物がおじさんおばさんだらけなのが事件を地味に見せている

03/04 18:55

読み込み中…

最初
前
1
次
最後

全1件中 1-1 件を表示

しずかな午後
さんの最近の感想・レビュー

眠りの牢獄 (講談社文庫う 47-2)

眠りの牢獄 (講談社文庫う 47-2)

この薄さで、まさかここまでインパクトのある作品になっていようとは。予想外の面白…続きを読む

ゲーテはすべてを言った

ゲーテはすべてを言った

ある高名なゲーテ学者が、ティーバッグのタグに見知らぬゲーテの言葉が印刷されてい…続きを読む

ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫ひ 17-12)

ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫ひ 17-12)

面白かった。あるペンションに集められた劇団員たち、天気もよく交通の便もいいその…続きを読む

新装版 46番目の密室 (講談社文庫あ 58-16)

新装版 46番目の密室 (講談社文庫あ 58-16)

有栖川有栖

作家アリスシリーズの第一作、密室の大家と称される推理作家の別荘で起こる密室殺人…続きを読む

新装版殺しの双曲線 (講談社文庫に 1-107)

新装版殺しの双曲線 (講談社文庫に 1-107)

西村京太郎

西村京太郎は実は初読。吹雪の山荘を舞台に「そして誰もいなくなった」のオマージュ…続きを読む

ほねがらみ

ほねがらみ

うーん、正直に言って微妙だった。序盤のバラバラの怪談がひとずつ語られていくとこ…続きを読む

しずかな午後

しずかな午後

50お気に入られ 2月の読書メーターまとめ

登録日: 2018/07/24（2430日経過）
記録初日: 2019/06/14（2105日経過）
読んだ本: 400冊（1日平均0.19冊)
読んだページ: 128268ページ（1日平均60ページ）
感想・レビュー: 399件（投稿率99.8%）
本棚: 11棚
現住所: 北海道
自己紹介: ミステリと古典文学を中心に読んでます。

読書メーターの
読書管理アプリ

詳しくはこちら

日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。

App Storeからダウンロード

Gogle Playで手に入れよう