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wassermusik
さんの感想・レビュー

wassermusik
新着
1961年頃作品を纏めた6短編。動物への恐怖は他人への恐怖と重なる。人間の不可解さに惑わされつつ惹かれる人物達に滑稽さを感じる。それは他人事でない故に、理性を歪める出来事に慰安を求める自分の気質を省みた。『猫の泉』は何度読んでも好きな作品だ。西蔵猫が集う泉のイメージが憑りついて離れない。『蝶のやどり』ヒロインの心理の揺れと夫の言葉が微妙に怖ろしい。『オウボエを吹く馬』少々凝り過ぎだが馬のイメージがグロテスクで面白い。残り3作は、男の理不尽な執念深さが最近の犯罪に通じるものがあり不愉快。男の執念て度し難い!
0255文字
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読書データ

プロフィール

登録日
2012/03/09(4674日経過)
記録初日
2003/01/01(8029日経過)
読んだ本
4100冊(1日平均0.51冊)
読んだページ
1302875ページ(1日平均162ページ)
感想・レビュー
1850件(投稿率45.1%)
本棚
43棚
自己紹介


※2012年3月9日開始※
 それ以前の読書は過去の記録から。

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