読書メーター KADOKAWA Group

lala
さんの感想・レビュー

lala
新着
市川春子作品のなかでも最高傑作では、とおもった。25時のバカンス、あまりにすばらしい。体が貝殻になってしまった科学者と、片目が真っ赤の弟の物語。市川春子の、「非人間的なもの」は今回もまたすばらしく、そしてその非人間的なものが結ぶ人間的な親密性はまた、なんとも言い難い不可思議さで、うつくしいとただただおもった。市川春子は人間的な「ふつう」に雁字搦めの私達を、人間ならざる多様な、別の可能性へと開いていくし、彼女の作品はあらゆる意味で「ふつう」と異なるすべてのものを祝福するとおもう。だいすきです。
0255文字
全0件中 1-0 件を表示

lala
さんの最近の感想・レビュー

風の歌を聴け (講談社文庫)

風の歌を聴け (講談社文庫)

村上 春樹
世の中には様々な形の病があって、『闘争領域の拡大』のように抽象的なことや社会の…続きを読む
闘争領域の拡大 (河出文庫 ウ 6-4)

闘争領域の拡大 (河出文庫 ウ 6-4)

ミシェル・ウエルベック
今まで読んだウエルベック作品中最も感傷的で美しい作品だと感じた。非モテ男性のう…続きを読む
欲望会議 「超」ポリコレ宣言

欲望会議 「超」ポリコレ宣言

千葉 雅也,二村 ヒトシ,柴田 英里
前半は最後まで読むべきか真剣に悩むレベルでしんどいな〜という感じだったけど後半…続きを読む
文学理論 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

文学理論 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

ジョナサン・カラー
かつて読んだ時はもっと理論の解説が知りたいのになんだか軽い本だな……と思っただ…続きを読む
意味がない無意味

意味がない無意味

千葉雅也
初めて千葉雅也のギャル男論を読んだのはもう5年も前のことになるだろうか。この論…続きを読む
素粒子 (ちくま文庫 う 26-1)

素粒子 (ちくま文庫 う 26-1)

ミシェル ウエルベック
面白い部分もあるけど、ある島の可能性や服従の方が好きです。ていうか端的に下品。…続きを読む

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/12/24(2650日経過)
記録初日
2017/12/03(2671日経過)
読んだ本
452冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
90130ページ(1日平均33ページ)
感想・レビュー
109件(投稿率24.1%)
本棚
3棚
性別
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう