はじめまして、ぽっかです。
住めば何処も都だけど、川原に雑草が生えて、遠くに山が望めて、空を鳥が飛び交うような場所が好き。
何も考えない時間が好き。
人生は一度きりの瞬間の積み重ねだからこそ、丁寧に生活していきたい。
児童文学中心に読んできましたが、最近はいろいろ読めたらいいなと思ってます。
本の趣味が似ている方はもちろんのこと、
自分にない視点をもっている方の感想を読むのが楽しいです。
どうぞよろしくおねがいします。
好きな作家さん
夏目漱石、谷崎潤一郎、三浦しをん、よしもとばなな、さくらももこ、シェイクスピア、ミヒャエル・エンデ、谷川俊太郎、岡田淳、高楼方子
好きな本
はやしあきこ『まほうのえのぐ』
斎藤惇夫『冒険者たち』
ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』
アゴタ・クリストフ『悪童日記』
What do you read, my lord?
---Words, words, words.
(Hamletより)
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オーストラリアのカフェで、「Byeは日本語でなんて言うの?」って聞かれたから教えてあげたら、カフェを出るときに「サヨウナラ!」と言われた。そのとき感じた違和感の正体を知りたくて。私たちは、「さようなら」「じゃあね」ってどういうときに使ってるんだろう。正直この本で想定されている別れの場面が重々しすぎて(基本的には死別)、普段使いの「じゃあね」にも無常観があるかと言われると自信ない。でも「また今度」が続かない「じゃあね」には、未来の再会を否定しないけども約束しない、宙ぶらりんな寂しさがあるかもなあ、なんて。
現代は通信技術やSNSの発達によって、別れが軽くなったって見る向きもあるらしい。身が引きちぎられるほどの別れの痛みなんて、感じずにすむならそれもありだと思うけど、幸いなことに(?)経験したことがある。毎日一緒にいた親友が自分の国に帰ることになったとき、この先一生ふたりの人生は交わらないんだと思った。決定的に変わってしまって、もう取り返しがつかないんだって。あのとき、夜のバス停で、どんな言葉で別れたかな。「じゃあね」も「バイバイ」も「元気でね」も、思いつく別れの言葉をすべて言った気がする。