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nomu
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nomu
新着
ネタバレ入眠用の一冊として2か月ほどかけて、ようやく読了。古くは小学生の時に児童書版、そして10年ほど前にハードカバーを読んだはずだが、今回の再読でこの作品の凄みを初めて実感できた気がする。猫の目を通して、漱石自身(=苦沙弥)を含めて取り巻く奇人、変人たちの人間模様を滑稽に、そして時には痛烈な風刺を込めて描き出す。利己主義に対する論考も披瀝されているが、今の世の中でも決して古びてはいない。時代を見通す漱石の透徹した観察眼があればこそだろう。座を引っかきまわす冗舌と無駄口を得意とする迷亭君がいい味を出している。
0255文字
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読書データ

プロフィール

登録日
2013/11/16(4077日経過)
記録初日
2013/11/09(4084日経過)
読んだ本
603冊(1日平均0.15冊)
読んだページ
212060ページ(1日平均51ページ)
感想・レビュー
603件(投稿率100.0%)
本棚
13棚
性別
現住所
東京都
自己紹介

凝り性で、気に入った作家をかため読みするタイプ。読書メーターを通じて守備範囲を広げていきたいと思っています。手狭な住宅事情もあり、読むのはもっぱら文庫本です。

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