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Haru
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Haru
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ネタバレ祖国を追われるという、日本人には想像すら出来ない感覚を短編小説を通して伝えてきた作家は、12歳で難民になり36歳の若さで爆死。 「ファイファに戻って」のラストでは、国を追われた夫婦が、二十年の歳月を経てその地に残した息子と再会を果たすが、そこには皮肉な事に「祖国」という壁が立ちはだかる。祖国の過去に想いを馳せる両親と、未来に向けて銃を持つ息子。「祖国とはね、このようなすべてのことが起こってはいけないところの事だよ」という父親の言葉は、この本を読んだ者だけにわかる悲しさだと思います。
0255文字
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Haru
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/12/30(2550日経過)
記録初日
1990/01/27(12749日経過)
読んだ本
650冊(1日平均0.05冊)
読んだページ
218607ページ(1日平均17ページ)
感想・レビュー
260件(投稿率40.0%)
本棚
17棚
血液型
A型
自己紹介

海外(翻訳本)、現代の作家の小説を比較的読みます。
ここに居ながら、世界のあちこちの扉を開けるような感覚が好きなのかもしれません。
読書メーターを始めてから、いつの間にか5年の歳月が流れました。
子供の頃から読書は好きでしたが、感想文は大の苦手。
毎回、四苦八苦しながら書いています。
それでも何とか続いているのは、読みっぱなしより圧倒的に消化されるから。

拙く、誤字脱字もあるかと思いますが、ご容赦ください。


※仕事の繁忙期、その他、読書から遠のく時もあります。

📕分類
⭐️3 早々に購入か図書館リストへ
⭐️2 文庫本(上下巻もの)Kindle版
⭐️1 文庫化待ち

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