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フム
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フム
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大岡信が編集、解説を書いている。存命中に刊行した唯一の詩集『あこがれ』は17,8歳で書いた浪漫主義的な詩で「壮麗な言葉の建築物」と大岡氏はたとえている。ただしその建築物に住む人の明確な像を結ばせない異様な建築物だという、私も同じような印象をもって読んだ。しかし、詩人啄木は急テンポに成長していく。上京してから、インクも買えないような困窮生活が爆発的な創作を生んだ。短歌では『一握の砂』の創作時期に重なる。そして死が間近に迫る時期の口語自由詩は都会に生きる疲れた生活者の哀しみを歌っていて心に響いた。
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フム
さんの最近の感想・レビュー

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読書データ

プロフィール

登録日
2014/02/01(4069日経過)
記録初日
2014/01/30(4071日経過)
読んだ本
577冊(1日平均0.14冊)
読んだページ
146702ページ(1日平均36ページ)
感想・レビュー
554件(投稿率96.0%)
本棚
10棚
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