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芳原
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芳原
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ネタバレ一人の男性によって描かれた過去は、あまりにも厳しい。物事を知る、考える、といったことは、必ずしも良いとは限らないのだろう。賢いとはどういうことであるか。アーナルデュル・インドリダソンにハッピーエンド求めてはいけないのだろうが、どうか幸せになってほしい、あるいは幸せになってほしかったと思う人物が、この男性の他に何人もいる。けれどこの物語においては、描かれたすべてが必然なのだろう。今作も結末にさして驚きはないが、丁寧に積み上げられた過程によって無二のカタルシスを得られる。
0255文字
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芳原
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読書データ

プロフィール

登録日
2020/02/01(1873日経過)
記録初日
2020/01/25(1880日経過)
読んだ本
335冊(1日平均0.18冊)
読んだページ
129007ページ(1日平均68ページ)
感想・レビュー
131件(投稿率39.1%)
本棚
0棚
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