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Cinita
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Cinita
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ネタバレ幕末の匂い立つような血腥さをうんざりするほどほど味わえる短編集でした。「幕末妖人伝」連作は、ラストの一行でだれの物語かが明かされる趣向が面白い。ただサブキャラの印象が強すぎてラストでお前の話かよ!と思ってしまうことも。鞠屋太夫とか強烈すぎて……ベストは連作外の「伝馬町から今晩は」。どこかユーモラスなタイトルから想像もつかないほどの地獄の連鎖。最初の長屋の夫婦とのエピソードだけでも一本の短編として成立しそうなのに、同等の悲劇を惜しげもなくぶちこんでてもう「今晩は」が悪質な天丼芸みたいになってるもんな。濃密。
Cinita

明晰な頭脳に裏打ちされた確固たる主義や思想を持つ個人が、それを受け容れぬ世間に疎まれ理不尽に晒される、という構図が多いように感じたけれど、これは幕末がそういう時代なのかもしれないな、と思った。ノー知識ですが……

07/03 00:01
  • tonpie
  • さっと
0255文字
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Cinita
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読書データ

プロフィール

登録日
2021/06/16(1380日経過)
記録初日
2021/04/25(1432日経過)
読んだ本
536冊(1日平均0.37冊)
読んだページ
180013ページ(1日平均125ページ)
感想・レビュー
409件(投稿率76.3%)
本棚
3棚
性別
年齢
36歳
現住所
千葉県
外部サイト
URL/ブログ
https://note.com/cinita
自己紹介

本格ミステリと軽めのSFが好き

※読書傾向がかぶっていて興味深い感想を書かれている方をお気に入りに登録しています

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