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2024年10月の読書メーターまとめ

Mayuko Kamiwada
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2024年10月に読んだ本
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2024年10月のお気に入られ登録
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  • 木梨子(きりこ)

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Mayuko Kamiwada
定時制高校と聞くとどういうイメージを持つか。様々な事情を抱えた人たちが通う場所だろうか。都立にある定時制高校に通う柳田岳人は勉強を一度、挫折したけれどある理由からまた通うことを決意した。理科の担当の教員・藤竹の誘いにより科学部に入部することになる。火星のクレーターを教室で再現するという途方もない話だが、この科学部は目的のために様々な実験を繰り返し実現させようと試みる。一人一人の動きがこの部にはなくてはならない存在。きっと誰が欠けてもこの研究を成し遂げることはできなかったはずだ。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

Mayuko Kamiwada

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2024年10月の感想・レビュー一覧
31

Mayuko Kamiwada
才能あるリーアンを羨むアーロウ。双子で顔も何もかも一緒なのに中身が違うことで、アーロウの苦しさは凄まじいものだったのに違いない。家族だから大切にしたいのに憎い気持ちを止められないという思いが強く伝わってきた。物語が進むにつれ、お互いがお互いのことを大切に思っていることがわかった。また、前作の「月と太陽」が劇という形で再び語られたときには一層苦しくなった。「月と太陽」が上演されたことでレーエンデがどのように変わっていくのか、これからの物語を読むのが楽しみだ。
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Mayuko Kamiwada
「まちの本屋」が次々に消えていく。尼崎にある小さな書店・小林書店も70年愛されていたが2024年にその幕を閉じた。小林書店が70年愛され続けた理由がこの本に描かれている。生き残るためにどんなことをすればいいのか、店主が様々な角度でアプローチをかけてきた。一度は行ってみたいと思っていた書店であったが、もうその書店へ足を踏み入れることができないのだと知り残念に思う。この本を通して、店主である小林由美子さんに語り掛けたいと思う。
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Mayuko Kamiwada
職場で地域資料をまとめたものを作りたいと思い、読んでみた。思った以上に地域資料といっても、多岐にわたっており必要となるものが際限なくあるのだと感じた。単純に観光のみをイメージにあったが、人や食、交通など広げればどこまでもある。この本を踏まえてとりあえずどこから手をつけようか考えてみようと思う。そして一つでも使える地域資料を提供できたらと思う。
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Mayuko Kamiwada
毎年、夏にある高校野球で自分が住んでいる県が出場すると応援に力が入るがそこに出場するまでの苦しい思い、また選手を応援する両親のことを考えたことがなかった。父親が死別しており、航太郎を一人で育てた菜々子。甲子園出場の夢を叶えるためには出場経験のある強豪校に進学する必要がある。そこからの推薦枠を狙うためにも苦労があることを知る由もなかった。スポーツに深く関わってこなかった自分にとって、父母会での規則に驚くばかりであった。焦点が母親目線で語られているのでこれまで知らなかったことを知れるきっかけになった。
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Mayuko Kamiwada
美しいってなんだろう。改めて考えると難しい。人によって美しいの基準が違っているはずだ。この絵本では、赤い空や青い海、それを見ている瞳が美しいと書かれている。素敵だなと思ったのが、夜を猫に見立て猫が地球を丸く抱っこしている場面だ。暗い時間になったら、そっと近づいてくるのかなと考えるだけで楽しくなった。この絵本を通して、自分にとっての美しさとは何かと問いかけてみてもいいかもしれない。またそれを語ってもいいと思う。自分と同じ答えが出る人がいるかもしれない。
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Mayuko Kamiwada
さきちゃんとすりちゃんのお洋服シリーズ。今回は夏バージョン。さきちゃんのもとにおばあちゃんから縞々の布が届く。これを使ってすりちゃんとおそろいの洋服を作ってもらいたいと思い、ミコさんのもとへ行く。どんな洋服が出来上がるかな。ミコさんに洋服を作ってもらう前にミコさんからいくつか質問が投げかけられる。「夏の音は?」「夏の匂いは?」などその質問に答えることで、洋服の作るイメージができるそうだ。自分だけのための洋服を作ってもらえるなんて羨ましいと思った。私もミコさんに出会えたら作ってもらいたい。
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Mayuko Kamiwada
雨上がりの空を眺めると虹を見かけることがある。でも虹ってなんでできるのだろうか、なんでいろいろな色に見えるのだろうかと不思議に思ったことはないだろうか。その不思議を絵本でわかりやすく解説してくれる。また虹以外にも虹色に見える空の現象が巻末で紹介されている。虹の不思議がわかったら、空を眺めることが楽しくなるに間違いないと思う。
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Mayuko Kamiwada
寿命がもうあと少ししか残っていない猫のミィ。別れがくるときに誰でも一つだけ願い事ができる話を子猫のときに聞き、飼い主のサキちゃんのために何を願おうか考える。自分の命があと少しの中で大好きな飼い主のことを考えている姿は愛おしい気持ちになった。
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Mayuko Kamiwada
動物や虫たちをじっと見ていると、その気配に気づかれ逆に見られることがある。この絵本でも登場する動物や虫たちを見ていたら、見られてしまう。猫やカマキリ、ウシなどが登場し、躍動感あるイラストで描かれている。次はどの生き物が登場してくるのだろうとワクワクしながら読み進めていた。
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Mayuko Kamiwada
最近、文通を誰かとしたことがあるだろうか。LINEやメール、DMなどで簡単に連絡を済ませていることが多くなってきた。ボタン一つですぐに送れる手軽さ、ちょっとしたことを書けることも理由にある。飛鳥とみなとがひょんなことをきっかけに知り合い、「鳥と港」という文通ができる仕事を立ち上げる。顔の知らない誰かのためにどんな便せんにしようか、どんなペンで書こうかと悩みながらもその人に向き合う時間を大切にしていると感じた。爽やかな空気に包まれたこの作品。二人が目指すこれから続く道をいつまでも見守っていたい。
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Mayuko Kamiwada
シェア型書店「フレール」を舞台に本を通して、様々な人と繋がっていく。一般的な書店と違い、シェア型書店は本棚ごとに持ち主が異なっている。自分の推す本を本棚に並べ、訪れた人たちに手に取ってもらうシステムだ。本を通して棚主のことを知れ、自分と同じ趣味の人と出会える。この物語に登場する人たちも「フレール」に並んでいる本を通して、関係を紡いでいく。既存の本だけでなく、自分好みの手作りの本を販売できる場って素敵だなと感じた。
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Mayuko Kamiwada
自分とは違う記憶を持つ少年・アンガスと本に宿った謎の女性・本の姫との冒険が描かれている。アンガスの話と天界の話と交互に話が進んでいく。これがどのように二つの世界が交わるのか考えるだけで楽しみだ。『レーエンデ国物語』を書いた多崎礼さんのデビュー作である作品。全4巻ということで、アンガスがこれからどのような旅をしていくのかが楽しみである。
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Mayuko Kamiwada
少女の服だけがカラーで他のイラストは全てモノクロで始まる。お父さんと一緒に帰る道で花を集めていく。その見つけた花を誰かにプレゼントするたびにモノクロだった世界が色鮮やかになっていく。誰にも気づかれないそのプレゼントを贈ることで、彼女の優しさの色が灯っているように感じた。
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Mayuko Kamiwada
黒い犬のクロべぇは見た目はなんだか怖そうだけど、実は優しい犬。そんなクロべぇのお散歩によく”ぼく”が連れていく姿は見ていて、微笑ましい。私も”ぼく”と同い年ぐらいのときに飼っていた犬を散歩に連れて行ったことがあるので、懐かしさを感じた。”ぼく”とクロべぇの目に見えない絆を読んでいて感じた。
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Mayuko Kamiwada
眠りたくない子猫の”こねんこ”さん。そんな”こねんこ”さんの前にあひるやきのこなどが現れて、枕にどうぞと言う。さて”こねんこ”さんは眠ることができるのか。様々な物が枕にどうぞと言われるが、その中でも食パンの枕は気持ちよさそうだと思った。牧野千穂さんの優しくて可愛らしいイラストが素敵である。柔らかく色彩で、読んでいる人まで優しく包み込んでくれそうな雰囲気がいい。
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Mayuko Kamiwada
高校一年生の小鳩くんと小佐内さん。二人は”小市民”であることを目指している。ただ小市民でいたい二人の元に謎が現れ、ほっといてくれない。二人の願いは届くのか?!小市民でいるためにどうしたら目立たないようにできるかを模索しているのに次から次へと現れる謎。そしてその謎を解明する小鳩くん。小鳩くんと小佐内さんの掛け合いがテンポよく、面白く読めた。今からの展開で二人の活躍が見れるのが楽しみである。
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Mayuko Kamiwada
十年屋シリーズ番外編。今回の主役は見つけ屋のミンネとお知らせ屋のトート。このお話で、ミンネとトートの過去が明らかになる。また二人がその過去のことで深い絆があることも知る。なぜミンネは一カ所に留まることをしないのか、なぜトートはほとんど外へ出ないのか。その理由を知り、一層二人のことが愛おしくなるだろう。
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Mayuko Kamiwada
中学生の彼ら、彼女ら。子どもとも大人とも言えない。大人に早くなりたい、まだ子どものままでいたいと悩んでいた。けれど、体は待ってくれない。自分の気持ちとは裏腹に少しずつ大人になるための準備へ向かっていく。様々なことに悩む中学生の姿を描いた短編集だ。”ユーウツ”な日々を乗り越えて、前へ進む登場人物たちの姿に背中を押される。何かしら生きづらさを感じる中高生に手に取って読んでほしい。
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Mayuko Kamiwada
自分の意見を言っても、相手に「ずるい言葉」で包まれて自分の考えを閉じてしまった経験が誰しもあるのではないだろうか。「あなたのために言っているんだよ」「はっきり言わないあなたが悪い」など様々な言葉がシーン別に紹介されている。自分が言われていたら、もしかしたらそこで意見を引っ込めてしまうかもしれない。けれど、「ずるい言葉」から抜け出す方法が示されている。自分自身も相手に対して悪気なく使ったことがあるかもしれない。その言葉で相手がどのように感じるのか客観的に受け止められるようになろうと思う。
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Mayuko Kamiwada
「戦争は」という文書から戦争のことを語る絵本。暗く、忍び寄る闇をクモやムカデなど虫が近づいてきて人を蝕む情景が見ている側も恐ろしく感じる。ラストでまたその虫たちが移動しているかのように見えるイラストが次の戦争をおこしに行くのだろうかと想像させる。短い文章で戦争の恐ろしさを伝える絵本だ。
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Mayuko Kamiwada
「呼人」という存在は、動物や植物、自然現象など様々なものを呼び寄せてしまう。だから一カ所にとどまり続けることができない。その体質によっては、滞在期間も変わってくる。例えば一週間しかその場所にいれない呼人もいる。住み慣れた場所を離れ、旅をし続けなければならない。学校にも通えなくなる、好きな仕事にも就けなくなる、家族と離れるなど考えただけでも不安でいっぱいになる。生きること、その中で生活することを深く考えさせられた作品だ。
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Mayuko Kamiwada
空をゆっくり眺めることをいつからしていないだろう。私もSHOGENさんと同様にブンジュ村へ行ったら、村長や村の人々に「心に余裕がない」と言われるのかもしれない。毎日、何かに追われて余裕のない日々を過ごしていると思う。それこそ”借金とり”に追われているような感じかもしれない。ミスした人や自分に対して、怒るのではなくかわいいと言える人になりたいと思った。無駄を楽しめる心の余裕を持てるようになりたいと思った。まずは「今日、誰のために生きる?」と一日の始めに自分自身に問いかけてみよう。
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Mayuko Kamiwada
コロナの影響でパンデミックになったあの頃。誰もが人を疑い、距離をとっていた。感染を恐れ、テレビやネットニュースに踊らされた。そんなコロナにまつわる6編の短編小説だ。ゾッとする話やジンと心にしみる話が詰まっている。その中でも「特別縁故者」「祝福の歌」が心に残った。あんなにもコロナに振り回されたけど、きっと過ぎてしまえば忘れてしまうだろう。この本はその時の苦しさを思い出す一冊となるだろう。
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Mayuko Kamiwada
日本だけでなく、海外にだって学校はある。そこは日本同様に校則だってある。では、海外の校則ってどんなものがあるのか知っているだろうか。日本全国でも変わった校則はあるけれど、海外ならではの校則が本書で紹介されている。例えば、ドイツのある学校では「休日に宿題をしてはいけない」やアメリカのある学校では「枕と毛布を持ち込んではならない」などその国ならではの校則がある。なぜそのような校則なのかは国の文化が関係している。この本を通して、海外の文化に触れる機会にもなる。
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Mayuko Kamiwada
定時制高校と聞くとどういうイメージを持つか。様々な事情を抱えた人たちが通う場所だろうか。都立にある定時制高校に通う柳田岳人は勉強を一度、挫折したけれどある理由からまた通うことを決意した。理科の担当の教員・藤竹の誘いにより科学部に入部することになる。火星のクレーターを教室で再現するという途方もない話だが、この科学部は目的のために様々な実験を繰り返し実現させようと試みる。一人一人の動きがこの部にはなくてはならない存在。きっと誰が欠けてもこの研究を成し遂げることはできなかったはずだ。
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Mayuko Kamiwada
成長するにつれ涙を流すのを我慢することが増えた気がする。人前で泣くことは恥ずかしいことだと思い、ひっそりと一人で泣ける場所を探す。それは誰もが経験があるのではないだろうか。主人公の美音は涙の音が聞こえる能力を持っている。実際に涙を流していなくても、心の中で泣いている音が聞こえる。学校という狭い空間の中で、色々な想いを抱えている人が多い。その中で涙の音を聞くのってどういう気持ちなのだろうと思う。もしかしたら美音のように誰かのために行動を起こすかもしれない。
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Mayuko Kamiwada
シリーズ2巻目。ダール村のテッサとヴァレッティ家のルチアーノの物語。「レーエンデに自由を」という合言葉を掲げ、テッサはレーエンデの英雄として帝国へ挑む。戦いの中でも、テッサがルチアーノをルチアーノがテッサを必要としているのが読んでいて伝わってきた。ラストは読むのが辛くなり、この物語を終えるのが苦しくなった。同胞から心無い言葉や行動をとられても、ただ強く前へ進み続けたテッサに憧れたけど、ルチアーノの気持ちを考えると何とも言えない気持ちになった。海へ還ったあと、二人が再会していることを祈る。
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Mayuko Kamiwada
生放送の番組の最中、遅刻していると思われていた出演者が死体で発見される。番組を中止したくても、放送を止めたらスタジオが爆発するという文書が!真相は番組の中で解明される!?登場人物ごとに視点が変わるので、登場人物の心情が分かる。ニュースを見て、その情報を鵜呑みにしているがはたして本当なのだろうかと疑いの目で見ることも大切なのかなと思った。一つの事柄だけを信じるのではなく、多方面からの情報を自分自身で確認することが大切だと思った。
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Mayuko Kamiwada
絵本の舞台はパリ。アナトールは古い凧を見つけ、修理をしているところ大変なことが起きてしまう。アナトールのお話は小学生の頃、教科書の単元で出合った。他にも作品があることは知らなかったので、懐かしくなり手に取った。ネズミであるアナトールがなぜ空を飛ぶことになったのか読んでみたら「あー!」となるだろう。
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Mayuko Kamiwada
大阪に住む親せきの家へ夏休みの間、行くこととなったハルカ。親戚の浩司さんはカレー屋さんを営んでいる。そこで三週間、滞在するなかで様々なことを体験する。カレーにはいろいろな種類のスパイスが使われている。けれど食べるときにそこまで意識をして食べたことがなかった。実際にお話の中で登場するカレーのレシピが紹介されている。厚揚げやアボカドなどカレーに入れることを想像したことがないものが入っていて驚いたが、どんな味なのか一度食べてみたいと思った。
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Mayuko Kamiwada
自分が子どもの頃、思い返した。早く大人になりたくて、精一杯の背伸びをしようとしたけれど、なかなか思うようにいかなかった。悪いことやいいことも吸収し、今の自分が出来上がっている。誰だって大人になる。子どものままではいられない。今はただ子どもだった頃をもっと楽しめばよかったと思う。できないことがたくさんあったけど、その中でできることを模索して挑戦していたら何か違っていたのかもしれない。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/04/22(2044日経過)
記録初日
2019/04/22(2044日経過)
読んだ本
1369冊(1日平均0.67冊)
読んだページ
215416ページ(1日平均105ページ)
感想・レビュー
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