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2025年1月の読書メーターまとめ

しま
読んだ本
5
読んだページ
1780ページ
感想・レビュー
5
ナイス
77ナイス

2025年1月に読んだ本
5

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

しま
ネタバレ第1回メフィスト賞受賞作。1998年刊行だが、主人公がヘビースモーカーであること以外は年代を感じさせない理系ミステリ。ノスタルジィ、エネルギィ、フロッピィ書き方がなにか奥ゆかしくて好き。冒頭の萌絵とのやりとりが、俗世から隔絶された四季博士の不気味さと神聖さを醸し出しており、彼女の内面は最後まで理解し難い。ミステリの楽しみ方の一つに、再読して伏線に感動するというのがあるが、映像に出演させていた「ミチル」の方が未来に扮した四季博士よりも美人で若々しくて...と萌絵が暴言を吐いていたので笑ってしまった。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月にナイスが最も多かったつぶやき

しま

一年に365冊以上本を読んでいて、後半には怒涛の引用ラッシュ。奥歯さんの読書記録とアウトプット方法が知りたかったな。20年後のこの時代、奥歯さんは何を考えただろう。どんな本を読んでいたんだろう。もしかしたら売れっ子作家やコメンテーターになってたりして。

が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
5

しま
ネタバレ第1回メフィスト賞受賞作。1998年刊行だが、主人公がヘビースモーカーであること以外は年代を感じさせない理系ミステリ。ノスタルジィ、エネルギィ、フロッピィ書き方がなにか奥ゆかしくて好き。冒頭の萌絵とのやりとりが、俗世から隔絶された四季博士の不気味さと神聖さを醸し出しており、彼女の内面は最後まで理解し難い。ミステリの楽しみ方の一つに、再読して伏線に感動するというのがあるが、映像に出演させていた「ミチル」の方が未来に扮した四季博士よりも美人で若々しくて...と萌絵が暴言を吐いていたので笑ってしまった。
が「ナイス!」と言っています。
しま
ネタバレ最近は自分で取材をせずSNSの反応をまとめただけの「こたつ記事」も多いが、この本ではあるかも」わからない真実を知るために、地道な下調べから始まる取材の過程を追っていくことができる。事前情報無しでフィクションのミステリーだと思って読み始めたら、実在の弁護士や議員の名前が出てきて本物の記事を単行本にしたものだと知った。結局大金、星マークのペンダント、同居人などの謎は解決しないところがノンフィクションのリアルさを演出している。
が「ナイス!」と言っています。
しま
ネタバレ美しき本狂いの女性編集者は自死を選んだ。彼女の周りには家族も友人も恋人もいて、巻末には13人もの人が文章を寄せている。でも彼女は孤独だった。 鋭すぎる感性、恵まれた文才。人に向ける愛。その大きさに釣り合わない自己肯定感の低さ。性的な客体として消費されたために傷だらけになっていた心。長時間労働をして、嫌味を言われて、それでも「天然ボケ入った明朗快活で元気でやる気のある真面目な女の子」を演じていたようだ。幻想の物語の世界へ飛んでいってしまった彼女。そこには苦痛と悲しみの連鎖がきっとあったんだろう。
が「ナイス!」と言っています。
しま
無生物にだけとりつける死者達の短編集。『白檀』は切なくも美しい物語で余韻に浸っていたら、続く『名前』のスケベな爺さんには思わずツッコミを入れたくなった。でもいい話。かと思えば後味が悪い短編も収録されており胸が詰まった。生者とコミュニケーションできない、物に閉じ込められた死者。なんて残酷な運命なのだろう...と、帯に書かれた「感動」とは逆の感想を抱いてしまった。
が「ナイス!」と言っています。
しま
「夏葉社」という出版社を創業した方による、37篇のエッセイ集。子供の頃から本に親しみ、大学で文芸研究会に所属していた著者の文章は綺麗でとても読みやすい。真面目な文学少年かと思いきや、大学では他の学生を見下していて先輩に怒られたり、文章の勉強になるからという理由で記者を志望して落ちたり、海外でヒッチハイクしたり、ちょっと捻くれているところがあって飽きさせない。著者の読書に対するこだわりは、この本を手に取った人なら頷いてしまうものばかりだと思う。 最後に収録されている『長い読書』。あまりにも。泣いた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/05/22(2098日経過)
記録初日
2018/08/21(2372日経過)
読んだ本
85冊(1日平均0.04冊)
読んだページ
27464ページ(1日平均11ページ)
感想・レビュー
83件(投稿率97.6%)
本棚
2棚
性別
年齢
29歳
自己紹介

履歴書の趣味欄にはいつも「読書」と書いていましたが、月に1冊読むか読まないか。
社会人になって教養をつけたいと思い立ち、2024年は初めて読書会に参加して本格的な趣味に。
スローペースで読み進めています。
本の装丁、手触り、表紙など、物体としての本も好きです。

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