タイトルだけは覚えがあって以前読んだはずなんだが、全く内容は覚えていなかった。最後の最後だけは良かったが、あとはいたってありきたりな話。語り口も東野圭吾っぽくないし本当に本人が書いているのか？という気さえする。数少ないがっかりな作品。

裏表紙の説明が込み入っててよくわからなそうだなと思って、あまり期待せずに読み始めたがいい意味で期待を裏切られた。難しいところはないし読みやすいしテンポよく進んでいく。終わり方もキレイで非常に良かった。強いて言えば手術代を稼ぐために犯罪に手を染める覚悟を持ちながら無関係な主人公たちに誠実に対応しているところがモヤっとした。もっと貪欲にお金に執着しないと妹を救えない、自分はどうなってもいいという確信犯としての一面とズレる。この著者の作品は初めて読んだが、他の作品も読んでみたい。

タイトルだけは覚えがあって以前読んだはずなんだが、全く内容は覚えていなかった。最後の最後だけは良かったが、あとはいたってありきたりな話。語り口も東野圭吾っぽくないし本当に本人が書いているのか？という気さえする。数少ないがっかりな作品。