もっと若い時に出会いたかった本。「ガイド」というだけあって、指導方法が非常に具体的でわかりやすい。教室の「荒れ」はレベルで教えてくれるし、「問題行動」が起こった時どう対応すればよいのかについてもなるほどと思わされる。その場の主導権を握ることや、手を振って生徒との関係性を見極める方法、声かけの言葉などの手法に、筆者の経験の多さと洞察力の深さを感じる。指導方針は生徒の成長を願う姿勢で貫かれており、筆者の子どもたちに対する深い愛情も感じる。いろんな意味で読んでよかったと思った。

もっと若い時に出会いたかった本。「ガイド」というだけあって、指導方法が非常に具体的でわかりやすい。教室の「荒れ」はレベルで教えてくれるし、「問題行動」が起こった時どう対応すればよいのかについてもなるほどと思わされる。その場の主導権を握ることや、手を振って生徒との関係性を見極める方法、声かけの言葉などの手法に、筆者の経験の多さと洞察力の深さを感じる。指導方針は生徒の成長を願う姿勢で貫かれており、筆者の子どもたちに対する深い愛情も感じる。いろんな意味で読んでよかったと思った。

大分大学教育学部附属小学校の実践をまとめた本。小学校の業務の多さにびっくりもした。定額働かせ放題と言われる教員の仕事が尽きない原因は教員の方にもあるのだとも感じた。第３章を読むと、自分もできることから取り組めばいいのだと思える。スクラップアンドビルドのうち、ビルドばかりが増えていくが、生徒のためにはスクラップの視点が大事であることも学んだ。最後に書いてあるように、昔は「夏休みが長くていいねー」などと言われていたが、今は教員の忙しさがかなり知られている。変えるなら今だ！という言葉は説得力があった。