ついに読み終わってしまった…。安定した語り口でストーリーが進行する僕の大好きな小説でした。主人公はやっぱりどこか諦めている風だけど、心の奥にいつまでも燃え続ける熾火を持っている。あとがきを読んで目頭が熱くなりました。村上さん！いつまでもお元気で！次の作品を心から楽しみにしてますよ！

ついに読み終わってしまった…。安定した語り口でストーリーが進行する僕の大好きな小説でした。主人公はやっぱりどこか諦めている風だけど、心の奥にいつまでも燃え続ける熾火を持っている。あとがきを読んで目頭が熱くなりました。村上さん！いつまでもお元気で！次の作品を心から楽しみにしてますよ！

出張先に本を持っていくのを忘れて、現場近くの天神橋筋の商店街で購入しました。原田ひ香さん、名前は知っていたけどあまり食指が動かなかったのでこれが初めてでした。神保町にある亡き兄が遺した古書店を継いだ独身女性（推定50代？60代？）と古典好きな大学院に通う女性が主人公のお話。連作短編集に見せかけた長編でした。「あたし」という一人称で人となりが分かると言うのがすごい！ページ数が無くなるにつれてのドキドキ感は無いけど最後まで楽しく読めました。古本屋…なんとステキな響き。極めて個人的な感想だけどそこは宝箱。

扉の「馬鹿にしたり嘆いたり嫌ったりせずに、ありのままを理解する」という言葉に惹かれて手に取りました。かなり難しくて分からない所が多数ありましたが、全体的にわかり易く書かれていてサクサク読めました。自分の中に現れる感情を注視し理解し制御することで至福の境地に至る。全部は無理でもそのように務めたいですね。

芥川賞受賞作品！ポトスライムの舟。舟の理由がわからなかった^^;。関西弁での会話が良かった。津村さんらしい文体と主人公、主人公の温度低めだけど何となく今に満足せずにもがきながら変化を求めるところが良かったです。変化するために僕はボウズにしたこともあるし、実はタトゥーも考えたことがある笑。現状を変えたい！という気持ちがすごく共感できました。ちょっと安易だけどね。もうひとつ収録されてた「12月の窓辺」は、ちょっと酷すぎて読めませんでした。こんな職場あるの！？という感じです…｡